30日、週明けの東京市場は大幅な下げである。先物が下げていたので、ある程度は予想はできたが、11時現在、日経平均は38181円台である。金曜日からは1648円の下げである。この下げの要因は石破茂氏の自民党総裁当選によるものなのだが、岸田政権の政策を引き継ぐことが予想されることから、この下げは大きすぎる。まあ、数日で、もとに戻るだろう。さて、世界の株価はひとまず、あげている。アメリカのFRBが0.5%という大幅な利下げを行い。これを受けて、中国の人民銀行も安心して、利下げを行い。これを受けて、NYの株式市場も、中国の上海市場もともに上げた。ただし、利下げを行うということは、国内経済が悪化しているシグナルである。10月の4日に発表されるアメリカの雇用統計の数字次第では、FRBはさらに、0.5%の利下げを行うかもしれないという。中国経済の状況は、人民銀行の政策だけでは回復は不可能と思われる。思い起こされるのは株価の大暴落を起こした1929年の暗黒の木曜日も、87年のブラックマンデイーも、ともに10月に起こったということである。(くちなし亭、2024.09.30)
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