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アメリカ産のLNGが日本に到着した。

2017-01-28 10:40:30 | FP

1月6日、新潟県上越市の中部電力上越火力発電所に、日本で初めて米国産のシェールガス由来のLNG(液化天然ガス)が到着した。アメリカのシェール革命により、LNGは、20年までに生産能力が年間約6000万トンにまで達するとみられており、これは15年の世界のLNG取引量の約25%に相当する膨大な量となる。急激に湧き出てきたエネルギーが世界のエネルギー資源構造を変えつつある。最大のものは、これまで輸入国であったアメリカが輸出国に転じたことだ。中東の国々やロシアなどがライバルになることを意味する。日本も、今後の計画としては18年後半までに約400万トンまで増やす予定だそうだ。日本という国は長期契約など、輸出国にとっては大お得意様だ。だが、輸入元が偏れば、危機に弱くなる。東日本大震災で、原発稼働が止まり、エネルギーの輸入を大幅に増やさざるを得なくなったことが、価格交渉などの弱みとなり、その後の貿易赤字の原因となった。その価格だが、これまでのLNGの輸入国との契約では、そのほとんどが原油価格に連動するものとなっていた。だが、アメリカのLNG価格は違う。アメリカのガス市場価格に連動する。アメリカ市場の需給バランスによるのだが、現在は、シェール革命の恩恵を受けて、安値で取引をされている。そして、この傾向はしばらく続きそうである。(2017.1.28)

Y-FP Office Japan

 

 

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