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不思議なイベルメクチン

2021-09-26 14:47:16 | *ワクチン*

大村智(さとし)博士

論座(2021年06月18日)の馬場錬成氏の記事、エコノミストOnline(2021年7月12日)、ウィキペディア等々を参考(一部コピー有り)に記しています。あくまでも素人解釈の記事で可笑しな文はスルーして下さい。

 

何かと治療薬開発が続けられていますが、新型コロナ・ウイルスに対する治療薬として間違いなく成果を上げている薬を広めることが出来ない理不尽さ!

多くの世界の良心は、世界に君臨する雲上人・僕の悪意は看過できないとの思いは強いようですが、私物である世界のメディアを馳駆して治療効果が極めて大きい、イベルメクチン使用を阻止し、世界のワクチン接種率向上に血眼になっているように思うのが自然に思えます。

インドは今年2021年3月から新型コロナ感染症が急増、ワクチン接種にも関わらず大混乱に陥りました。多くの州が大村智博士が発見した抗寄生虫病薬イベルメクチンを治療・予防に使う政策の一方、使用を禁止する州もありました。禁止の背景には、イベルメクチンの使用を推奨しない世界保健機関(WHO主要スポンサー・ビルゲーツ氏)の方針があるとして、インド弁護士会はWHO幹部を世界に向けて告発する行動に踏み切っています。

このイベルメクチンは、2015年に栄誉あるノーベル生理学・医学賞に輝いた、大村智(さとし)博士が発見等したもので、大村博士が米製薬会社のメルク社とともに開発した、意外に思えるかも知れませんが抗寄生虫薬です。

1974年、静岡県伊東市川奈の土壌から新種の放線菌を分離、米国メルク社との共同研究において、マウスに寄生する線虫の駆除活性を有する新規物質エバーメクチンを生産することを見出し、1979年、放線菌の新種をStreptomyces avermitilisとして命名、抗寄生虫物質をエバーメクチンAvermectinと命名して発表、その後、エバーメクチンのジヒドロ誘導体であるイベルメクチンIvermectinを開発、これをもとにしたヒト用製剤メクチザンMectizanは、WHO等によるアフリカや中南米における熱帯病撲滅プログラムの中で、1987年からオンコセルカ症やリンパ系フィラリア症の特効薬として無償提供、毎年約4億人が服用、これにより既に中南米ではオンコセルカ症が撲滅されているそうです。イベルメクチンはこれまで、数多くの人々を病から解放、死の危機から救ってきました。特に、熱帯地方のブユに刺されると、回旋糸状虫が人に寄生、やがて寄生虫が体内で増殖すればオンコセルカ症を発症、失明する危険があります。足がまるで象のように大きく膨れ上がるリンパ系フィラリア症(象皮病)にも罹患(りかん:病気になること。)します。1987年から使用されてきたイベルメクチンは、これらの重篤な病気の治療における特効薬となっています。

アフリカなどで病に苦しむ多くの人々を救った薬を開発した功績により、大村博士はノーベル賞を受賞しました。大村博士が凄いのは特許無しで、誰でも自由に活用して下さいという考え方です。この考え方に対し、精査すれば、医療関係業界等々から大きなバッシングを受けてきたようです。

イベルメクチンが、新型コロナの感染者数、死亡者数も劇的に減らす効果がある・・・そんな臨床試験の結果が今、世界で続々と発表されていますが、メディア等の報道は少ないようです。日本でも2021年7月1日、医薬品メーカーの興和(名古屋市)が北里大、愛知医科大、東京都医師会との協力のもと臨床試験を行うと報道されています。

イベルメクチンは本来は、抗寄生虫薬で、それが新型コロナの治療薬として承認されるには、臨床試験を行う必要があるそうで、そのため北里大では花木秀明教授たちが中心となり、特別編成のチームを作って昨年から治験を行ってきたそうです。若い研究者たちはみな真面目、正義感に溢(あふ)れています・・・でも治験を専門的にやってきたわけではないので人手が足りず、募金を受けていたものの資金も不足状態に陥り、そこで以前からともに仕事をしていた興和に相談したところ、新型コロナ感染症の治療に少しでも貢献したい、国民の命を守ることが製薬会社の使命だと、引き受けてくれたそうです。臨床試験は年内に終わる予定で、その後は厚生労働省に承認申請をし、順調にいけば1年ほどで認可が下りることになるようです。

他国では、既に途上国を中心に約80件もの臨床試験が報告されているそうで、米国の救急救命医学領域の医師らによって結成されたFLCCC(Front Line COVID-19 Critical Care Alliance、非営利団体,現在はFLCCCにアクセスすると検閲の対象になる可能性があります。)は、世界各国のイベルメクチンの臨床試験を調査・解析する団体で、その結果、イベルメクチンは新型コロナに有効として使用を推奨しています。

 

FLCCCが多くの臨床試験をメタ解析

(メタ解析とは、複数の研究の結果を統合し、より高い見地から分析する手法)

*イベルメクチンを予防として投与すれば85%

*初期治療で76%

*後期治療で46%に効果

*致死率の改善も70%に上っています。(2021年6月21日現在)

イギリスの医師や研究者などで構成されるBIRDも、イベルメクチンの使用により新型コロナに感染するリスクが90%以上、死亡率は68~91%減少すると結論づけています。

これらの報告を受け、イベルメクチンは発展途上国から使用が始まりました。パンデミックを何とか収束させたいとの一心で、政府や自治体が他の治療薬と比べ格段に薬価の安いイベルメクチンを投与してきました。今まで約25カ国の政府、自治体が使用を認めて投与後、多くの人の症状が改善したとの結果がはっきり数字として出ています。他にもチェコ、スロバキア、ペルー、メキシコ等も治療に採用しています。

このイベルメクチンの作用機序には大きく三つあると考えられています。

1 ウイルスの表面にあるスパイクタンパクにイベルメクチンが結合して体内にあるACE2レセプターとの結合を阻害し、細胞に侵入するのを防ぐ。

2 ウイルスは一本の鎖状のタンパク質を形成するが、メインプロテアーゼがそれを阻害、またウイルスタンパクを核内に運ぶインポーチンなどに結合して、ウイルスの増殖を防ぐ。

3 免役調整をして炎症、免疫の暴走によるサイトカインストームを抑え、重症化を防ぐ。

副作用が少ないのも大きな魅力です。

これまで、イベルメクチンは、アフリカ等を中心に37億回も使われてきましたが、副作用はほとんど報告されていません。何故、副作用が起きないかといえば、服用量が少ないからだそうです。一般的な抗生物質は、1回約200㍉㌘(0.2g)の錠剤を朝と夜の1日2回、数日にわたり飲むよう指示されます。

現在、イベルメクチンは疥癬(かいせん)の治療にも使われていますが、標準体形の成人なら12㍉㌘をたった1度飲めばOKです。どんな薬でも、量を多く飲めば肝臓などの負担になり、副作用が出やすくなります。

イベルメクチンは、現在日本でも、すでに一部の病院で新型コロナの治療薬として使われています。2020年5月、厚労省の新型コロナウイルス感染症 診療の手引き(第2版)には、新型コロナへの適応外使用を認めると記されています。ただし適応外使用だと、副作用が出た時に国の救済対象にならない可能性があります。菅首相、厚労省が非常事態を乗り切るために、イベルメクチンを新型コロナ治療薬として認めると特例承認すれば、国民は補償のもと使用可能となります。特例承認を望む声も多くあるそうですが、不思議と政府は動く気配はないようです。

 

イベルメクチンが新型コロナ感染症に対して効果がないと主張する人たちもいます。理由の一つは、世界保健機関(WHO)がイベルメクチンについて否定的な立場を貫いていることです。WHOは証拠が非常に不確実、いかなる患者にも使用すべきではないとの声明を発表しています。製薬会社や大学による数千人単位の大規模な臨床試験がまだ実施されていないからだと言われています。

大村博士談

現在、公表されている治験の結果は、患者にイベルメクチンを投与した医療現場の臨床をもとにしたものがほとんどです。だから、一つ一つの治験の対象人数が少ないのは確かです。でも、それを全体として見れば、すでに相当数の人に治験が行われていることになります。そのうえ有能、経験豊富なFLCCCやBIRDの医師たちが、臨床試験を科学的にメタ解析した結果、効果があると明言、それでもWHOは認めません。

 

インドのモディ首相がオンライン会合のダボス・アジェンダ(世界経済フォーラム)でわが国は新型コロナ・ウイルスを効果的に抑え込み、人類を巨大な災禍から救ったと勝利宣言したのは、今年1月28日でした。当時のインドの感染者数は、一日13000人前後で推移し、そのまま下降線をたどるように見えました。ところが、3月から急激な増加に転じ、手に負えなくなりました。感染力の強い、二重変異株が蔓延したためと見られています。当時のインド報道によると医療施設はどこも殺到する患者の対応に追われ、人工心肺装置・ECMO(エクモ)等の治療装置、医療用酸素もたりず、病院にかかれない患者が激増、酸素ボンベが闇取引されるなど混乱が続いていました。そこで注目を集めるようになったのが、途上国で抗寄生虫病薬として広く使われ、コロナの初期症状への効果も期待されるイベルメクチンです。イベルメクチン使用に最初に踏み切ったのは、インドの州の最大の2億1700万人の人口を抱えるウッタル・プラデシュ州です。

1年前の2020年7月ころから感染者が急激に増え始めたため、8月6日から州保健局はイベルメクチンを治療・予防に使えるように治療基準を改訂して使用を始めました。これが効いたのか、9月から急激に減少に転じています。今年8月に発表された州別感染者数のトップ6の統計を見ても、ウッタル・プラデシュ州は、上位5州より人口が圧倒的に多いにもかかわらず感染者数は6位になっています。早くからイベルメクチンを使った成果が出ていると考えるのが妥当、自然でしょう。

WHOはイベルメクチンの使用に対して慎重で、今年3月31日に証拠が非常に不確実であることを理由に、新型コロナにイベルメクチンを使うべきではないという指針を発表しました。インド連邦政府や州政府の多くは、この指針に従っていたが、今春の感染急拡大を受けていくつかの州政府は独自に治療基準を改訂し、イベルメクチンの使用を打ち出すようになりました。

イベルメクチンがコロナ予防に効果があると考えられるようになったのは、アフリカ諸国でコロナ感染者が少ないと気づいた研究者がデータを調べて論文を発表してからです。WHOは、アフリカ諸国のオンコセ ルカ症やリンパ系フィラリア症といった熱帯性感染症の治療・予防のため、1990年代から無償で住民にイベルメクチンを投与してきました。イベルメクチンを投与された国と投与されなかった国でコロナ感染状況に差があるのかどうかを調べる研究者が出てきました。

最初にこの研究を発表したのは、日本の谷岡久也博士(谷岡クリニック)で、何故、COVID-19はアフリカで広がっていないかとする英文の論文を2020年5月にJournal of Antibioticsに投稿しました。しかし、雑誌が扱う分野に合致しないとして返却されたため、同年10月、未発表論文を査読なしに掲載するmedRxivに投稿、アフリカのイベルメクチン投与の31か国と不投与の22か国におけるCOVID-19の感染率、死亡率、回復率、致死率をWHOの状況報告書から調べ、投与31か国の罹患率と死亡率は、不投与22か国に比べて統計的に有意に低かったと結論する内容だそうです。

同様の仮説を立てて研究した論文は、コロンビア、アメリカからも発表されており、いずれもイベルメクチン投与国は不投与国に比べてCOVID-19感染者数が低いとしています。

本当に新型コロナ・ウイルス治療薬として、大きな成果を上げています。不思議な救世主・イベルメクチン・・・使用が拡大しないのは、何かが可笑しいと思う人達が世界には極めて多いのも事実です。

日本でも、もっと多くのイベルメクチン理解者が増え、政府の経済的支援があれば、自由に使用できる日が近ずくと思います。先ずは、メベルメクチンとは?を理解するのが大切だと思う昨今です。

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