極東アジアの真実 Truth in Far East Asia

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ニュー山王ホテル

2015-03-24 13:56:32 | 日米

都内港区にある、ニュー山王ホテル・・・普通に考えれば、あーあ単なるホテルかと思いがちですが、日米にとって地位協定等々、在日米軍問題等々の極めて重要な議題が話し合われる、米軍側が利用する米軍専用施設、ホテルです。
 
 戦前は帝国ホテル、第一ホテルと並ぶ、東京を代表する近代的ホテルの一つであったようです。1981年に移転新築、日本政府からアメリカ軍に提供されたと言われています。
 ニュー山王ホテル(U.S.Naval Joint Service Activity Sanno Hotel)は、日本の治外法権建物になると思います。米軍関係者が東京を訪問した際の宿泊施設、在日米軍保養所、社交場として利用されています。勿論、駐日アメリカ大使館関係者にも開放されていると言われています。このホテルは日本人は勿論、アメリカ人でも軍と無関係の民間人は、原則として立ち入り禁止、施設内で使用される言語は英語、通貨は米ドル、この施設は他の在日米軍基地同様、日本人雇用を一部しています。利用、宿泊条件は、アメリカ海軍規定により厳しく規定されているといわれています。利用者が多く宿泊予約が取れないと言われています。

 我々一般国民には、ニュー山王ホテルと言っても馴染みが薄いようですが、日本の未来の方向を決めると言ってもいいと思います。又、日米地位協定各条に関する日米合同委員会の会合が開催されることでも一部知られています。
 
 所在地は、安立電気本社跡地で、部屋数(149室)、床面積(15万平方フィート)から、駐車場台数(74台)に至るまでのすべてが、移転前の旧山王ホテルのそれらと同一となっているようです。1981年6月に建築着工され、1983年6月に完成、同7月の閣議決定と日米間の政府協定の締結を経て、同年7月16日にアメリカ軍に提供されたといわれています。米海軍情報部、CIAの拠点等が置かれています。

 住所:東京都港区南麻布 4-12-20
開業:1983年10月、客室数:149(全室禁煙)、土地面積:7,249平方メートル
建物:地上7階、地下1階
管理部隊は極東海軍施設技術部隊[2](アメリカ海軍横須賀基地司令部)
売店、和食、洋食レストラン、カフェ、バーラウンジ、スイミング・プール、フィットネスセンター、会議室、パーティー/宴会場、銀行、ATM

 日米合同委員会とは?

日米安保条約の条文は10ヵ条からなっており、下には在日米軍の法的な権限等々について定めた、日本の法律以上の極めて重要な日米地位協定があります。
日米地位協定は、在日米軍の運用等々の細部が定められていますが・・・

 日米合同委員会は、毎月数回程度の会議が行なわれていると言われていますが、開催場所は米国と日本で交互に実施されており、米軍側はニュー山王ホテル、日本側は外務省等、分科会や部会ごとに代表者所属の官庁内で行なわれているようです。
 
 ここでの議題は、極めて日本の未来にとっても極めて重要と言われています。日米合同委員会での合意事項は原則的に非公開で、議事録にも残らない部分が多いと言われています。
 参加者は在日米軍司令部副司令官、在日米大使館公使等、日本側は外務省北米局長、法務省大臣官房長、防衛省地方協力局長等々のようです。
 同委員会は、基地問題、刑事、環境など35の分科会や部会に分かれ、担当ごとに参加者が決まるようです。両方の担当者が最低一人、書記、通訳等の職員が最低二人は出席するようです。基本的には日本語で行なわれると言われています(通訳有り)。

 特筆すべきは、メンバー経験者は法務官僚が多いと言われていますが、日本側代表等々は、将来的には事務次官(国家公務員の頂点)に上り詰める人もいると言われています。一部は、特に法務省事務次官を経て検事総長に就任されています。まさか・・・日米軍事合同委員会が事実上日本の・・・検事総長の・・・日本の国益上何かしっくりこないですね・・・この仕組みは米軍と日本の官僚組織作ったように思えないでもないですね。
 
 昨今の、沖縄、在日米軍問題等々、一般論として、アメリカには国務省と国防省・米軍の間には大きな対立が存在すると言われています。更に在日米空軍と海兵隊は水と油等々
 
 以外なのは国務省でさえ、一部在日米軍の長期駐留には疑問を呈してると言われています。沖縄問題、米軍問題等々は、反対はどうも米軍側だけではなく・・・まさか・・・
 
 我々一般国民はこれらの現実を、先ずは知ることは重要だと思います。独立国として日本側参加者は国益を失わないようにしてほしいですし、影で・・・することなく、堂々と国民の前で議論してほしいですね。 
 
日本は独立国です!

 ウィキペデア、サピオ、週間ポスト、ネット情報、参加者談等々を一部参考にしています。

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