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性的暴行、無き寝入り大国日本

2018-01-18 19:34:27 | 女性の尊厳・性犯罪等

以下文は、ウィキペディア、excite・世界中の仰天ニュース(2017・7・4)、映画・月光等々の記事を参考にしています。意味不明文等が多々あると思いますが、自分の思いを記したつもりです。

日本における性犯罪被害の件数はどのくらい深刻なのだろうか。

昨年、「Nation Master」というサイト(国家を比較するため様々な統計資料が掲示されているデータベースサイトで2003年5月末設立、多くのメディアから高い評価を受けています。)は、人口10万人あたりの性犯罪発生件数によってランキングを発表しています。対象となった119カ国のうち日本は105位です。諸外国よりも性犯罪の被害件数が少なく、外国人から比較的安全な国と思われているようですが・・・

 

内閣府男女共同参画局の「男女間における暴力に関する調査報告書」によると、2015年に強姦(レイプ)された人のうち、警察に相談したのはわずか4.3%、誰にも相談していない人が67.5%もいます。
注意する必要があるのは各国における性犯罪の発生件数は、あくまでも報告された件数で、潜在的な被害者がどのくらい存在するかは、それぞれ事情が異なります。ランキングは性犯罪の実態を反映していないようで、数値そのものを素直に受け取れないと思います。

日本では、女性が性的暴行を受けたことを恥と考え、近親者にも容易に相談できないというケースが相当あると言われています。加害者が近親者、会社の上司、身近な人等々であれば・・強姦と言えば突然知らない暴漢に襲われるイメージがありますが顔見知りの犯行が多く、関係性を利用して迫ってくるようで、逆にそうやって狭い関係の中だからこそ被害を言えない、被害者が言わないため事件化されていないとも言われています。

警察庁の統計によると強姦被害者の過半数は加害者と面識ありで、その内半数は知人、友人と言われています。日本社会のネガティブな慣習、しがらみ等々が被害者でありながら被害女性に沈黙を強いているのは間違いないと思います。本当に理不尽なことです。

このような日本社会で、ジャーナリスト伊藤詩織さんは実名と顔を隠さずに自身の性的暴行被害を世に訴えたことは極めて少ない、勇気ある珍しいケースと言われています。

対し、伊藤詩織さんを面白、可笑しく歪曲・報道等々する一部の日本社会は間違った社会であり、先進国である日本の民度を世界から疑われるでしょう。

2012年・ミスインターナショナル・吉松育美さん事件も世界に発信され、隠された日本社会の汚点を世界に示しました。日本のメディアは極一部を除き、沈黙して国内には報道しませんでしたが、世界の良識ある多くの人達はこの事実を知っています。伊藤詩織さんの事件も同様です。2人の事件は、データ・ベースとして保存され世界中で何時でも見ることが出来ると思います。今後、多くの女性が伊藤詩織さんの勇気に対し決意する女性も出てくる可能性が大いにあります。


昨年、性犯罪の厳罰化を盛り込んだ改正刑法が施行され、強姦はこれまで以上に厳罰化されることになりました。

18歳未満の少女が親などの近親者から性的暴行を受けた場合も、これまで以上に厳しい罪に処せられます。初犯でも執行猶予がつかず実刑となる割合も増えると考えられています。

今までの刑法があまりにも時代遅れで、男性優位社会の表れだったという声もありました・・・問題はいくら法整備を行っても、これらの官側の被害者への対応、法の運用がお粗末だったら旧態以前と同じでしょう。この法の運用、執行に関しては、緒論あるかと思いますが、強姦大国とも言われる米国は通報された場合、日本と違い厳格のように思います。

 

昨年、リアルに性暴力を描いた日本映画があります。その映画は「月光」です。被害者・主人公カオリが強姦に苦しみを一人で抱え込んでしまったわけは・・・小澤雅人監督作です。NHK総合、おはよう日本でも特集を組まれるなど全国的に大きな反響を呼びました。2017年6月11日に封切りされました。被害者支援団体も自主上映会を開くなど、性暴力の当事者たちの間でも話題になった映画です。

ポーランドで2017年10月に開かれる第32回ワルシャワ国際映画祭では、1000以上の応募作の中から選出され、国際コンペティション部門で監督招待・上映されました。

ユーチューブで佐藤乃莉&小澤雅人監督・「月光」 独占インタビューがあります、是非見てください。自分なりに考える一助となると思います。

 

日本は世界から見たら素晴らしい国です。この日本の中で男女平等同権とは言え、性に関しては、特に先進国の日本女性は極めて弱い立場であると思います。世界の性犯罪率から見たら日本はいい方だと言われる方が居られるかも知れませんが、問題本質のすり替えに過ぎないでしょう。

問題は伊藤詩織さんへの対応のように、素人の見ても明らかに官側に問題があるように思います。2012年・ミスインターナショナル・吉松育美さん問題も同様に思います。

吉松育美さん、伊藤詩織さんの事件も何が問題か、私達はこれらの問題の本質を自分なりに考えることは、より良き日本社会を作る上で極めて重要だと思います。

本来の日本は、古来から武士道の国です。武士道では弱き人達を助けるのを最も美徳とします。弱き人達を助けるのは日本人として自然だと思う昨今です。

 

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