極東アジアの真実 Truth in Far East Asia

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人との出会い・運命、友情・絆・・・

2019-08-19 19:31:40 | 日本社会

以下文はDVD「君の名は・Your Name」(107分)を見た感想を記していますが、私達が忘れているかも知れない、人生には出会うべき相手がいる、運命の人・・・人との絆、友情、平和、希望等々を緻密で綺麗な自然背景の中で自分なりに感じ取り、見出すことが出来る名作で韓国プチョン国際アニメーション映画祭、スペイン、シッチェス映画祭でも受賞等々・・・上手く文では表現できません、雑日記とします。

 

日本には世界に誇るものが多くありますが、特に日本のアニメは世界の未来の一部さえ大きく変える可能性を秘めているかも知れません。

アニメ(アニメーションの略語、アニメーションを用いて構成された映像作品全般を指します。動画とも呼ばれ、コマ撮りなどによって、複数の静止画像により動きを作る技術で連続して変化する絵や物により発生する仮現運動を利用した映像手法です。)と言うと若者向けと思いがちですが、年配者でも感動するアニメも多くあります。

少し古いですが2016年8月26日に公開された、映画「君の名は」、主題歌はRADWINPSの“前前前世”、当時、若き新海誠(30)が監督を務めたアニメ映画です。2016年、米国アニメ誌の世界が認めたアニメーターの10人にも選ばれています。特に緻密な自然描写、光の演出等は群を抜いています。この上で物語は更に磨きがかかります。

作画監督には千と千尋の神隠しなど数多くのスタジオジブリ作品を手掛けた安藤雅司氏を迎え、キャラクターデザインには、心が叫びたがってるんだ。のアニメーター田中将賀を配置しています。

命は永遠、現世での行為は全て自分に返ることを伝え、正に意識改革による新たな未来作りを示していると思います。まだDVDレンタルが可能で、是非多くのアニメに興味が無い若者、年配者にも見てもらいたい作品の一つです。当時の若き、新海誠監督の世界観・感性が現れていると思います。

 

世界の多くの若者等に受け入れられる日本のアニメ・・・やはり特筆すべきは日本のどのアニメも差別、偏見、どんなことも受け入れる等、未来への希望が溢れているように思います。これが世界の若者に受け入れられている大きな理由の一つだと思います。特に「君の名は」は、当時中国でも大きな反響を呼んだそうです。

過去2017年1月から韓国で上映されると367万人以上を動員、韓国内で公開された日本映画の最多観客動員数を塗り替えています。韓国最大のポータルサイトNAVERの映画コーナーの観客レビュー欄では“君の名は”10点中9.02の高評価を得ています。過去観客動員ランキング1位の“神と共に”は8.63です。

世界の未来は若者達にかかっていると言われますが、日本のアニメは、国境を越え、世界の未来の平和を後押しする可能性を秘めてると思います、何故なら主義主張が違う世界の多くの若者たちが受け入れている間違いない事実です。

 

昨今の、可笑しな反日韓国文大統領の長男ジュニュン氏はエヴァンゲリオンが大好きなアニメーターで、日本文化の強い影響を受けています。

2018年12月に韓国紙・京郷新聞のインタビュー・・・中学生の時、日本のアニメにハマり、小遣いをすべてアニメビデオ購入にあてていました。釜山には、日本のアニメを違法コピーしたビデオやアイドルの写真集を安く売る店が、いくつかありました。父から小遣いをもらうたびに、バスでそうした店に通っていました。私の部屋は日本漫画やビデオが天井まで積み上がるほどでした。宮崎駿より、エヴァンゲリオンの庵野秀明監督に影響を受けました、今の私があるのは、日本のアニメのおかげです・・・勿論、“君の名は”見ているでしょう。

 

以下に著作権に触れない範囲の“君の名は“簡単なあらすじを書きます。内容文は淡々としていますが、実際にアニメを見た場合、背景の美しさ・絆・希望・平和等々が盛り込まれており、かなり違った感じになります。

 

東京の四ツ谷の男子高校生・立花瀧・・・ある朝、目を覚ますと岐阜県山奥の糸守町に住む女子高生・宮水三葉になっており、逆に三葉は瀧になっていました。2人とも奇妙な夢だと思いながら、知らない誰かの一日を過ごすこととなります。(この入れ替わりというのは、互いの人間関係を通じて互いを知るためのようです。)

翌朝、不思議と無事に元の身体に戻った2人は入れ替わったことをほとんど忘れていましたが、以後も週数回の頻度で入れ替わりが起きた事、周囲の反応からただの夢ではなく実在の誰かと入れ替わっていることに気づきます。

2人はスマートフォンのメモを通してやりとりをします。入れ替わっている間のルールを決め、元の身体に戻った後に困らないよう日記を残すことにします。性別、環境もまったく異なる瀧と三葉の入れ替わりには問題はあったようですが、互い入れ替わりを楽しみ次第に理解していきます。

その入れ替わりも突然途絶え、スマートフォンのメモなどの入れ替わりの証拠も、全て消失・・・瀧は記憶を頼りに描き起こした糸守の風景スケッチだけを頼りに飛騨に向かうことにします。

瀧の様子を不審に思い心配していた友人・藤井司とバイト先の先輩・奥寺ミキもそれに同行します。ようやく辿り着いた糸守町は、3年前に隕石(ティアマト彗星の破片)が直撃したことで消滅しており、三葉やその家族、友人も含め数百人以上の多くの住民が死亡していました。(このあたりは3・11を意識してるでしょうか・・・)

瀧は、以前三葉と入れ替わった際に参拝した記憶がある宮水神社の御神体へ向かいます。その御神体が実在していたことで「入れ替わり」が自分の妄想ではなく、2人の入れ替わりには3年間の時間のズレがあったことを知ります。

瀧は、再度入れ替わりが起きることを願いながら、3年前に奉納された三葉の口噛み酒(米などの穀物やイモ類、木の実などを口に入れて噛み、 それを吐き出して溜めたものを放置して造る酒)を飲みます。

再び隕石落下前の三葉の身体に入った瀧は、三葉の友人である勅使河原克彦、名取早耶香の2人と住民を避難させるために変電所を爆破し町一帯を停電させ、町内放送を電波ジャックして避難を呼びかけるという作戦を計画しますが三葉の父(糸守町長)を説得しようとしますが、相手にされません。

(瀧の身体に入った)三葉に会うため、瀧(身体は三葉)は御神体がある山へのぼります。生きている世界には3年の時間差がある2人でしたが、なぜか互いの声だけは聞こえており互いに姿を探すも、声だけで姿は見えません。黄昏時(一日のうち日没直後、雲のない西の空に 夕焼けの名残りの「赤さ」が残る時間帯)が訪れると、入れ替わりが元に戻り、同時に互いの姿が見え、初めて2人は直接会話することができました。

三葉は瀧から住民を助ける計画を引き継ぎ下山します。

計画通りに町を停電して避難指示放送を流しますが、電波ジャックも町職員に見つかり訂正の放送を流され、避難は進みません。

三葉は改めて(三葉に入れ替わった瀧ではなく三葉本人から)父(町長)を説得するため町役場に向かいます。その後、ティアマト彗星の核の破片が糸守町に落下、町を壊滅します。

瀧が「入れ替わり」という不思議な出来事に遭ってから5年後、奇跡的に住民が避難訓練をしており死者が出なかった糸守町への隕石衝突から8年後へと舞台が代わります。

瀧も三葉も東京で暮らしていましたが、入れ替わりのことは忘れ、誰かを探しているという思いだけが残り、町中でその相手の気配を感じます。

月日が流れたある日、並走する電車の車窓でお互いを見つけた2人、次の駅で降り、互いの下車駅に向かって走り出します。

ようやく住宅地の神社の階段で互いを見つけた三葉と瀧は、それぞれ歩み寄り、すれ違ったところで瀧が話しかけ、互いに探していた相手だと分かった2人は涙を流し、同時に尋ねた・・・

 

人生には出会うべき相手がいる、運命の人、人との絆、素晴らしい出会い、友情、平和、希望・・・アニメ「君の名は」は、緻密な自然背景を背に各々に感じることに各々の答えを一人々に出し、私達が忘れかけている、何か人として忘れている大切なことを教えてくれているようにも思います。

 


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