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日本の伝統・文化と靖国神社

2018-08-15 16:25:24 | 日本社会

以下文は、靖国神社、SAPIO・平成17年3月9日号、ウィキペディア等を参考に記していますが可笑しな解釈、表現があるかも知れません、その箇所はスルーして下さい。

 

世界各国の共通認識
「いかなる国家も、その国家のために命を捧げた国民に対して敬意を払う権利と義務がある」

毎年、8月になると何かと話題が多くなる靖国神社、祀神は誰か・・・誰が祀られているかとなると以外にも分からない方が多いように思います。祀神は国に命を捧げた246万6千人の方々の霊で、普通の八幡神社等と異にしています。

靖国神社に準じるものとしては、全国にある護国神社となるようです。

護国神社の前身は靖国神社と同じ招魂社と言われ、全国各地の招魂社が護国神社に改称されたのは、昭和14年だと言われています。護国神社の祀神は、靖国神社同様、国のために殉難した人、その地域出身の戦死者、殉職自衛官、警察官、消防士等が護国神社の主祀神となるようです。

古来から日本には死者の霊を神として祀り崇敬の対象とする文化・伝統が残っています。死者の霊は地域、国に永く留まり、国、地域、子孫を見守っていると信じられています。この伝統的な考えが神道の信仰とともに受け継がれているようです。家庭、地域社会、国家にとって大切な働きをした死者の霊を地域社会、国の守り神(神霊)と考え大切にしており、靖国神社、全国の護国神社は日本固有の精神的な伝統、文化と言えそうです。

 

靖国神社は明治2年、明治天皇によって建てられた招魂社(しょうこんしゃ)が始まりと言われています。明治7年、明治天皇が初めて招魂社に親拝の折にお詠みになった、「我国の為をつくせる人々の名もむさし野にとむる玉かき」のように、国のため命を捧げられた人の霊を慰め、事績を永く後世に伝えることを目的に創建された神社と言われています。
幕末の日本は、近代的統一国家として生まれ変わろうとする歴史的大変革(明治維新)を行っています。徳川幕府政権下で、約250年鎖国政策をとり海外との交流を厳しく制限していましたが、白人・欧米のアジア進出に伴って日本に対する開国要求が強まると開国派と鎖国派の対立が激化、危機的状況を乗り切る力を失った徳川幕府は、ついに政権を天皇に返上し、日本は新たに天皇を中心とする近代的な国づくりに向けて歩み出しました。
大変革は、避けることのできない不幸な戦争を生み、近代国家建設のために尽力した多くの同士の尊い命が失われる結果となっています。

欧米白人列強の弱肉強食の侵略という脅威にさらされた日本は早急に統一国家を作り、一致団結して白人侵略に立ち向かう必要が生じ、地方の封建領主を廃止して中央集権にして国民全体から兵士を募る必要に迫られています。

明治天皇は明治2年、国のために命を捧げられたこれらの人々の名を後世に伝え、その御霊を慰めるために、東京九段のこの地に招魂社を創建されました。この招魂社が靖国神社の前身です。明治12年、社号が「靖国神社」と改められています。

明治天皇が命名された靖国の社号は、国を靖(安)んずるという意味です。靖国神社には、祖国を平安にする、平和な国家を建設するという願いが込められています。

幕末の志士達、日清戦争・日露戦争・第1次世界大戦・満洲事変・支那事変・大東亜戦争(第2次世界大戦)などの対外事変、戦争に際し、国のため生命を捧げられた246万6千人の霊が祀られています。

軍人ばかりではありません。戦場で救護のために活躍した従軍看護婦、女学生、学徒動員中に軍需工場で亡くなられた学徒、軍属・文官・民間の方々も数多く含まれています。日本人として戦い亡くなった台湾、朝鮮半島出身者、シベリア抑留中に死亡した軍人・軍属、戦勝国による敗戦国の裁判・・・白人に手向かった見せしめのためとも言われる東京裁判、この裁判により理不尽にも戦争犯罪人として処刑された方も同様に祀られています。

身分・勲功・男女の区別なく、祖国に殉じられた霊として一律平等に祀られているのは、靖国神社の目的は、国のために命を捧げられた方々の霊を慰め、事績を後世に伝えることとされています。

靖国神社や護国神社に祀られている人達は、私達同様、一般庶民として生きていた人の方が多く、私達に身近な存在でもあったと思います。可笑しなメディア、自虐史観支持者等々による侵略戦争等々の異論もありますが、私達は次元が違う論であることを理解することが必要だと思います。

私達日本人が靖国神社、護国神社を理解することは大切で、異論を唱える一部の可笑しな近隣諸国に対しては凛とした態度を貫くことは当然だと思います。日本人が霊に向かって手を合わせることは極自然なことで、自身に利益を願うのではなく、今を何不自由なく生きる私達は霊に感謝する心は失ってはいけないと思う昨今です。

 

参考

靖国神社へ公式参拝をした国

S21年 1月 満州国 王充郷駐日大使
S21年 3月 アメリカ ロバート・G・ガード(GHQ関係者)
S31年 4月 中華民国 張道藩立法院院長
S34年 3月 トルコ エデム・メンデレス国防大臣・副首相
S35年 4月 ビルマ ウ・ヌー前首相
S36年12月 アルゼンチン フロンデシ大統領夫妻
S38年 6月 タイ プミポン国王夫妻
S40年 3月 西ドイツ ハーバード・デビットマン大使、練習艦隊仕官候補生
S40年 9月 ベトナム クエンドウイ・クワン大使
S41年 2月 ペルー ホセカルロス・フェイレイドス大使
S47年 8月 オーストラリア アルフ・サイモン第39大隊隊員一行
S48年 9月 トンガ ツポトア皇太子一行
S55年11月 チベット ダライ・ラマ14世
S57年11月 エジプト モハメッド・サミー・オーエイダ前世界イスラム審議会事務総長
S60年6月 エジプト モハメッド・サミー・サーベット公子
S63年8月 パキスタン ブリカディー・ムハマド.ネイブ・テナ大使館武官
H元年6月 アメリカ スティーブン・H・ハウエル横須賀基地司令官海軍大佐
H2年 1月 ソ連(ロシア) エリツィン人民代議員(社頭参拝)
H4年 3月 スリランカ C・マエンドラン大使
H4年 7月 フィンランド カリ・ベリホルム大使
H6年 6月 イギリス M・スミス大使館武官
H7年 6月 アメリカ ジェイムス・B・ケイン大東亜戦争参戦元パイロット
H8年 8月 イラン M・シャッケリ1等書記官
H8年 8月 スベロニア ダニ-ロ・チュルク国連大使
H8年11月 旧朝鮮 李玖旧朝鮮王朝王子(朝鮮王朝李垠皇太子と李方子皇太子妃との第2王子)
H9年 4月 トルコ、ルーマニア、インド、マレーシア、イスラエル、ロシア、タイほかの駐在武官
H10年4月 トルコ、ルーマニア、インド、イスラエル、ロシア、ブラジル、ポーランド、スイスほかの駐在武官
H11年4月 トルコ、ルーマニア、インド、タイ、イラン、、ロシア、ブラジル、マレーシアほかの駐在武官
H14年4月 ペルー アルベルト・フジモリ前ペルー大統領
H15年2月 南アフリカ アッパ・オマール前広報庁次官
H15年4月 スイス ハンズ・R・マイヤ大使館武官

SAPIO 平成17年3月9日号
を含め靖国神社へ公式参拝をした国は
・インドネシア・スリランカ・タイ・ インド・ドイツ・スイス・フィンランド
・ポーランド・ルーマニア・ロシア・ フランス・イタリア・リトアニア・スロベニア
・エジプト・チリ・ブラジル・ イスラエル・トルコ・アメリカ・オーストラリア
・アルゼンチン・トンガ・スペイン・ペルー・ベトナム・カンボジア・シンガポール・台湾・パラオ等、


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