極東アジアの真実 Truth in Far East Asia

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中国人旅行者等々の日本観

2016-07-17 17:32:20 | 日中

以下文は、人民網日本語版(2016年7月14日)原文で、中国国内で中国人が抱いている日本と、訪日以後の日本に対するイメージは激変するようです。

毎日新聞によれば、2016年には499万人の中国人が訪日、多くの中国人は帰国後日本ファンとなると言われています。その証の一例が25%以上のリピーター(再日本訪問者)と思います。

中国人旅行者の増加等々についてはパーフェクト・インバウンドの資料を一部使用しています。

中国は南シナ海等で大きな問題を生じさせていますが、中国国民は真実、真相を知れば、一人ひとり生き方が変ると思いますし、訪日は、更に自分自身の生き方を加速させると思います。

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中国人は日本に到着後、即感動!

日本はまさに「悪魔の国」そのもの・・・華字

 

中国人が日本へ行くと、突然「細部の海」へ落とされたかのような気分になり、そのおもてなしには、驚きと喜びを感じ、なにかこそばゆい気持ちにさえなる。

西洋には、「悪魔は細部に宿る」ということわざがある。この基準を東洋社会に当てはめて考えると、細部へのこだわりがあらゆるところに見られる日本はまさに「悪魔の国」そのものだ。

日本人にとって、細部へのこだわりは、わざわざ取り上げられるほどではなく、当然のこととなっている。

一方、中国人が日本へ行くと、突然「細部の海」へ落とされたかのような気分になり、そのおもてなしには、驚きと喜びを感じ、なにかこそばい気持ちにさえなる。(文:劉檸。在日華字紙・中文導報掲載)

最近、微信(WeChat)では、中国のある空港の作業員がベルトコンベアから流れてきた受託手荷物をどのように扱っているかを捉えた動画が話題になった。動画を見ると、2人の作業員が荷物を運んでいるというよりは、まるで投げる練習をしているように取り扱っている。

 

一方で、日本の空港の作業員の荷物の取り扱いには、その「細部」へのこだわりが反映されている。作業員は、荷物をそっと持ち上げて、そっと置くだけでなく、スーツケースをベルトコンベアに置く時には、旅行者が取りやすいように、全て取っ手を外に向けて置いている。また、誰も取らなかった荷物は、係員がべルトコンベアから降ろし、一つの場所に固めて置いている。さらに、ベルトコンベアの落差がある所や曲がり角にも係員がおり、スーツケースが落ちてしまわないよう見守っている。万が一、スーツケースが破損してしまった場合は、航空会社がそれをメーカーに送って修理してくれる。修理できない場合も購入した際のレシートがあれば、それに基づいて弁償してくれる。この類のことは、日本ではきわめて普通のことであり、いちいち驚く人は誰もいないが、中国人にとっては、日本に到着してまず感動することとなる。

初めて日本に行った旅行者がその「おもてなし」に驚くだけでなく、何年も前に日本で生活した経験があり、今でも毎年数回日本を訪れる私でも、その細やかさにはたびたび驚かされる。私が以前にある本の中で書いたように、紀伊國屋などの本屋では雨の日に本を買うと、店員が「雨避けのカバーをかけましょうか?」と聞いてくれる。そして、レジの下から、底の開いたビニール袋を出して、紙袋にかける。すると、紙袋の取っ手だけがちょうどビニール袋から出てくる仕組みだ。

最初のうちは、「小雨なのになぜ店員は雨が降っているのを知っているのだろう?」と不思議に感じていた。しかし、雨が降り始めると館内で流されている音楽が変わり、店員は入り口や窓から遠く離れた所にいても、天気の変化を把握できることを後から知った。店員はそれに応じて、「雨避けのカバーが必要か?」と聞いてくれるのだ。これほど行き届いたおもてなしには、驚かざるを得ない。

こうした「日本流」の細やかさはどのようにして生まれ、そのクリエイティブのメカニズムや構造はどうなっているのだろう?私は特に研究したわけでもなく、発言権はないが、観察者、消費者として感じたことや発見したことがある。それは大まかに言って以下の2点だ。

まず、消費者の権利が主体であるという意識だ。消費者が感じたことやそのニーズは、クレームを含めて全て店側に伝わり、店側は「お客様は神様」という考えに基づき対応をしてくれる。店員も、時には消費者となるわけで、視点を変え、消費者の身になってその利益を考える。このように、消費者の声が、細部にまでこだわる原動力となっている。

次に、社会に良い意味での競争がある。それが、文化をさらに向上させ、悪い習慣は自然と行き場を失って消えてゆく。また、日本のビジネスは成熟しており、競争は非常に熾烈であるため、商品の品質や値段は非常にクリアで、売る側が得ることのできる利益にも限りがある。店側はサービスの質を向上して、消費者に「快適だ」と感じてもらえるようにしなければ、生き残ることはできないのだ。そのため、消費者の視点に立った、行き届いたサービスが生まれる。

最後に、私が強調したいのは、「ビジネスと商業化は別物」という点だ。現在、中国経済は急速に発展し、過熱気味だ。そして、それはかなり商業化という状態になっている。しかし、商業化が進む中で、ビジネスとしては成熟していない一面がたびたび明るみになる。本当に成熟したビジネス社会とは、消費者の権利が主体となった環境であるはずだ。そうでなければ、行き届いたサービスを提供する原動力に欠け、それが生まれることもないのだ。(提供/人民網日本語版・編集KN

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中国人観光客が増加している理由・・・

中国国内の経済発展に伴い裕福な人が増えています。

日本は中国から距離も近く、清潔で安心というイメージがあるため多くの中国人が旅行先として選んでいるようです。

中国人旅行者を支える日本等の策等・・・

2010年には日本政府が規定する中国人観光客に対する観光ビザの発給要件が緩和されました。年収25万元(約450万円)以上などの条件で富裕層に限定していたビザ発給を中間層にも緩和されています。

大手クレジットカード会社発行のゴールドカードを所有しているか、年収約6万元(約108万円)以上の収入があるなどが新しい要件です。対象者の家族の単独の旅行も認められれました。(人民網日本語版、2013-15年度の大卒初任給は9万5千円ですが・・・上海の普通の一流会社員でない人は、大卒程度で月給4万~6万円程度だったと思います、これは実際に現地の会社員と会話した内容で、地方に行けば相当安いように思います。)

2015年1月から中国人観光客に対するビザの発給要件がさらに緩和、具体的には有効期間中は何度でも日本に入国できる、数次ビザの発給要件が緩和、これまで求めていた日本への渡航歴要件の廃止や日本側身元保証人からの身元保証書等の書類要件が省略されています。

 

中国人観光客が増加している別の理由・・・

円安

2014年後半には19円以上にまで上昇(円が下落)これにより中国人にとって日本旅行がより割安に、お得に感じるようになったと言われています。12円の時と比べると約2/3の費用で日本旅行が楽しめる。これには日本で交通・宿泊費だけでなく、日本での買い物の費用も含まれます。中国人観光客が日本で爆買いする背景の大きな理由として円安の影響があることは間違いないと言われています。中国人にとって日本の商品がとても安く感じるからでしょう。

日本人同様、特に中国人は家族、親戚、友人等々へお土産等々を買う方が多いように思います。日本の高品質の数々の製品に魅了されていると思います。

 

春秋航空をはじめとする中国-日本の格安航空の便数や空港の増加も中国人観光客にとって、日本がより身近に旅行できる場所になった理由の一つと言われています。

春秋航空では高松-上海、佐賀-上海、茨城-上海、札幌(新千歳)、大阪-天津、大阪-武漢、大阪-重慶などの国際線が日本-中国間で発着、しかもチケット料金は片道3,000円からと非常に格安で購入出来るようです。

フライト・レコーダー24でパソコン上で航空機の飛行状況を見た場合、日中の航空便は凄い数です。両国にとって今後も増大すると思います。是非、フライト・レコーダー24(無料ソフト)で日中の航空便を見てください、両国の依存に驚かれるでしょう。

 

 

 

 


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