極東アジアの真実 Truth in Far East Asia

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隣国の核兵器

2016-03-05 20:03:54 | 日記
日本は世界で初めて原爆を投下され甚大な被害を受けました。この甚大な被害を見て、米、ロ等は核兵器は使える兵器と考え、更なる開発に邁進して現在に至ってるようです。

隣国の中国は、四川省に頑丈な核製造、保有施設を保有しており核兵器の改修等に余念が無いと言われています。
過去、毛沢東の指導の下どんなに貧しくても、何が何でも核兵器の開発をせよ、アヘン戦争を忘れたか・・・自国の独立を欧米から保つ為の核兵器保有、核施設が攻撃を受けないよう海岸線から最も内陸の四川省で核開発、製造、現在に至るようです。中国は常に核戦力の実戦体制を維持してると言われています。

昨今の北朝鮮発言の核兵器の臨戦態勢は、核保有国では常識の範疇で、あえて発言するのは、政治的意図に他ならないでしょう。
やはり核兵器を保有すると言うことは、間違いなく誰にも干渉されずに自国の独立を維持することになるでしょう。欧米のプログではスーツケース?型、超小型原爆が3億円程度で購入可能と記してありました。核の拡散は本当に怖いですね。

昨今はスーパーコンピューターの発達で、核兵器の実実験することなく核兵器の信頼性確認が出来ると言われており、これは条約等違反じゃありません、何か複雑な気持ちになりますね。
核兵器の照準を日本に向けた、中国核弾道ミサイルは、吉林省通化(Tonghua)基地に24基と言われています。(少し古いかも知れません。)
ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は、今年6月16日に世界の核戦力に関する報告書を発表しています。この中で北朝鮮について北朝鮮は現在6~8発の核兵器を保有していると推定しています。北朝鮮の核ミサイルの日本の照準については何とも言えないようです。
ロシアに関しては、過去、元田中真紀子外務大臣がロシア側と交渉し、日本に対する核兵器の照準を外したと言われています。

以下の文は、2013年04月12日時点のCNN.comの「Nuclear weapons: Who has what?」を翻訳したものです掲載しています。米科学者連盟(FAS)、米中央情報局(CIA)ワールドファクトブック、核脅威イニシアチブ(NTI)、米国勢調査局等の資料を参考にしています。

昨今のイランはウラン濃縮活動について、平和利用のみが目的だと主張していますが、国際原子力機関(IAEA)はイラン側から十分な協力が得られないため、これを検証することは不可能と言明、イランは核兵器が欲しくて欲しくて仕方が無い国の一つと言われています。更に隣国のシリアに関しても、過去、核開発を始めようとして核施設建設途中、イスラエルの空爆により核開発施設が完全破壊されています。イランに関しては国連安全保障理事会と一部の欧米諸国は同国に対し、武器禁輸を含む経済制裁を科しているようです。

国名・最初の核実験・最近の核実験・核実験合計回数・推定核弾頭数
米国・ 1945・   1992・  1054   ・7650
ロシア・1949   ・1990・   715・   8420
英国・ 1952   ・1991    ・45・    225
フランス1960・   1996・   210    ・300
中国・ 1964   ・1996    ・45・    240
インド・1974   ・1998     ・6・  80~100
パキスタン・1998 ・1998     ・6  ・90~110
北朝鮮 2006・   2013      3  ・10発未満
イスラエル・        未確認         ・80発
イラン・          未確認          ・0発
上記資料は米科学者連盟(FAS)、米中央情報局(CIA)ワールドファクトブック、核脅威イニシアチブ(NTI)、米国勢調査局によります。

過去、実施した米国の核実験回数は、諸外国の合計を大きく上回っています。核兵器を実戦で使った唯一の国です、他国に核兵器を配備する唯一の保有国でもあります。北大西洋条約機構(NATO)の核共有政策により、米国の核爆弾はベルギー、ドイツ、イタリア、オランダ、トルコに配備されていると言われています。
米軍は、英国から借用している、インド洋のディエゴ・ガルシア島に世界一の実戦用核貯蔵施設(原爆、水爆等)を保有、B―52、B-2基地として有名です。

過去、米国とロシアは諸条約により、核兵器の削減に取り組んできました。両国の保有数は世界でも群を抜いていて、地上、空中、海からの即時発射能力を持っています。
米科学者連盟(FAS)によると、配備済み、短時間で配備できる、運用可能状態の核弾頭は2012年12月の時点で2150発、予備弾頭は2500発、解体待ちの退役弾頭が3000発と推定されています。
推定核弾頭数、計7650発、運用可能な弾頭 2150発、推定約500発が地上、1150発が原子力潜水艦、300発が航空機への配備に振り分けられていると言われています。
NATOの核共有政策の一環として、ベルギー、ドイツ、イタリア、オランダ、トルコに自由落下型の核爆弾B61(航空機に搭載可能な、比較的軽量の核爆弾)を計200発配備しています。
予備貯蔵弾頭 2500発、解体待ちの退役弾頭 3000発、正確な保有数は不明です。推定値はFASによる最新の数字(2012年12月18日時点です。)

世界には凄い数の核兵器があります、核兵器の保有理由は、やはり他国に干渉されないで独立国を保つためかも知れません。
核の力は極めて大きく、現北朝鮮に対して世界の誰も干渉することは出来ません、北朝鮮にとって核兵器保有は政治的勝利を意味するかも知れません。

核実験が行われないから、核兵器の信頼性は落ちていると言うのは早計かも、スーパー・コンピューターでの核兵器模擬実験等は、今後エスカレートするように思います。
これらの隣国の核兵器に対し、日本は孫氏の兵法に学ぶことも必要かなと思う昨今です。


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