平和国家を放棄する政府

岸田が防衛費を増強するために増税すると表明した。
安倍がどさくさ紛れに海外派兵を閣議決定して以来、防衛予算の増大が続いている。
ウクライナと台湾を背景に、軍備増強派が勢いづいた。
そもそも、日本がＮＡＴＯ諸国と同じＧＤＰの２％を軍備費に充当せねばならない根拠は乏しい。
日本は、平和憲法を掲げながら、世界有数の軍事国家となることに、国民の理解を得ていないのが現状だ。
必要な防衛力の内容の議論がないままに、ＧＤＰの２％が先走りして、不足分の増税議論に飛躍している。
とんでもない方向に進もうとしていることに注視すべきだ。

値上げ、値上がり ラッシュ

あまり病院には罹らないのだが、２割負担になったとたんにお世話になった。
鎮痛剤をもらうと、10錠で420円自己負担ということは、1錠210円もするのだ。
市販の鎮痛剤の方が安い。
スーパーへ出かけると、毎日の食パン、ヨーグルト、バター、チーズも随分値上がりしている。
野菜は少し落ちついてきたようだ。
あまり値上がりしていないのは卵だが、鳥インフレでこれから値上がりするだろう。
電気代はガソリンよりも値上げ率は大きくなりそうだ。
便乗値上げもあるのだろう。
ウクライナ戦争が終結したら、こんな値上がりは少し収まるのだろうか？

ＰＫ戦を考える余裕はなかった？

残念ながら、ＰＫ戦で敗れ、ベスト８進出はならなかった。
決勝トーナメントを終わってみると、モロッコ以外はランキング上位国が順当に進出した。
しかし、一次リーグでは、日本はドイツ、スペインを破り大健闘である。
成功して当たり前で、失敗すると非難されるＰＫ戦は、選手にとっては厳しい。
特に、最初に蹴る選手のプレッシャーは大変だろう。
もし私が最初に蹴るとなったら、真ん中に蹴るだろう。
キーパー心理を考えると、最初からどちらにも飛ばないことは考えにくい。
日本の敗退で、サッカー狂騒曲は終わった。

ロシアは冬を攻撃に利用しようとしている

ネット・サーフィンをしているとある記事にぶつかった。
ゼレンスキーは、ロシアが冬を攻撃に利用しようとしていると非難しているが、歴史的に見ても、戦争で自然をどう利用するかは戦術の一つである。
ナポレオンは、ロシア侵略で冬将軍に苦しめられて敗れた。
確かに、日本でも秀吉は、備中高松城を水攻めして自軍の損失を最小限にとどめて攻略したが、自然の利用はある意味知恵比べと言える。
欧米は、経済制裁でロシアを攻め、ロシアはエネルギー危機で対応している。
第２次世界大戦で、米国は戦争を早く終わらせるため、原爆を使用し、都市の無差別空爆で多数の民間人を殺害したが、ロシアは、人命への直接攻撃ではなく、基幹施設の攻撃でジワジワとウクライナ国民を苦しめている。
戦術としてどちらを是とするか？
なぜもっと早く停戦できなかったのだろう。

その場しのぎの発言取り消し

水田議員が過去の発言について謝罪し、取り消したそうだ。
これまで何度も物議を起こしながら拒否して来たのに、今更というところだろう。
岸田は罷免すべきと思われるが、またしても後手になった。
もともと、政務官に起用すること自体が間違っている。
岸田は、人事は適材適所というが、彼の人物評価のレベルを象徴している。
発言を取り消したとしても、自分の信条であり取り消せるわけがない。
政治家は、政治資金規正法違反をしたら修正し、何か問題発言をすれば取り消せばよいと思っているようだ。