NHKで「京ことはじめ」という番組をやっていた。
古い桐のタンスを嫁入り道具として、洗いに出して蘇らせ、古い町屋が見事に甦る姿が見られた。
子供の頃、女の子が生まれたら、桐の木を庭に植える話は聞いていた。
桐のタンスは代々引き継がれて使用でき、私の家にもあった。
小学生の頃、母の着物の洗い張りの手伝いをしたのを思い出す。
母は着物の仕立て直しをして着ていた。
昔は、本当に古いものを大事に使っていた。
昭和初期に別荘として建てられた郷里の洋館も、手入れをすれば、素晴らしくよみがえるだろうと思えるのだが手が届かない。
正しく価値を認めてくれる人がいれば譲りたいのだが・・・