野球などのスポーツ番組では、解説がうるさいことがよくある。
音楽は自分の感性で聴くもので、解説はあまり必要ないように思っていたがそうでもなさそうだ。
先日、マーラーの「巨人」を聴いた。これまで何となく聴いていたが、作曲家の意図や背景の話を聞き少し注意深く聴いた。
やはり、最低限の知識は必要で、例えば、ベートーベンの「第九」も合唱のシラーの詩の内容が判らないと理解できないだろう。
学生時代に経済学を学んだときは、「資本論」「国富論」他、すべて原書を読破することは無理なので、解説書のお世話になった。
先日、TVである哲学書の解説をしていた。
とても判り易く、大学の教養課程での哲学の講義は本当につまらなかったのを思い出した。
自分の感性は大事だが、解説によって観点が変わることも事実のようだ。