金融庁の報告書を麻生が受け取らなかったことで、逆に、「老後に2000万円必要」が脚光を浴びることになった。
もともと、年金だけで暮らすことは無理で、いずれ生活保護者が続出し、財政を圧迫するであろうことは、充分に予測されていた。
2000万円の対応について、TVでも、いろいろな人間がコメントし、出来るだけ長く働くことだという。
収入を増やして、支出を減らすのが経済原則だが、そんなに簡単ではない。
iDeCoとNISAが紹介され、運用利回りが、年2.3%で計算されていたが、個人の運用で可能であろうか。
運用利回りはともかくとして、節税効果は確かなようだが、私もそうだが、NISAの現実は、含み損を抱えている者が多いようだ。
NISAの5年経過後に、含み損を特定口座の益と通算できるようにすれば、もう少し投資が増えるかもしれない。
支出を減らす方法として、薦めていたのが、カード払いを止めるべきとの指摘は、政府の方針と反しており皮肉な結果だ。