本来開くべき臨時国会を開催しなかったので、今日から通常国会が開催されている。
懸案事項が山済みであるが、早くも、衆参同時選挙が話題に上がっている。
選挙の争点を不明確にし、同時選挙をしたほうが与党に有利との判断があるようだ。
来年になれば与党に不利になるという判断をしているということは、今後の見通しが暗いということを間接的に云っていることになる。
衆議院と参議院の選挙は同時期にやるべきではない。
国民の判断には波があり、同時にやると、極端に振れる恐れがあるからである。
しかも、衆院と参院の選挙制度が同じようなものでなり、本来、参院が果たすべき役割を果たしていない現状ではなおさらである。
衆院の解散は、本来、国民の意見が真二つに割れた時に解散して国民の信を問うべきものであり、首相が自分の保身のためにやるべきものではないことは明らかである。
参院、選挙制度の改革を遂行し、国民の意思が反映される国会にすることが求められる。