プロ野球も残り30試合ほどになった。
この段階で、こんなに混戦になるとは予想しなかった。
順位予想こそ、ほぼ当たっているが、全く予想外の展開である。
セ・リーグは、広島とDeNAが調子よく、だめなのが中日である。
交流戦が終わったころは、巨人の独走かと思ったが、7月末までの補強と外人の活躍度合いがポイントと書いた覚えがあるが、そのようになっている。
この混戦の要因の一つは、お客さんだったDeNAが、巨人に善戦していることだろう。
巨人は、セペタとセドン、広島はヒース、DeNAはグリエルと補強したが、阪神は中継ぎの建山のみで見劣りがする。
阪神の失敗は、外人枠の関係で、スタンリッジを放出したのは已む得ないが、FAの大竹、中田を追っかけ、久保を放出したことで、先発不足に悩まされている。
二人とも10勝を挙げているのは皮肉だ。
外人4人の総合力は、阪神がトップだし、クリーン・アップも巨人と違い不動で、上本、梅野、今成と新しい戦力も出てきているので、久保が残っていれば、今頃、首位を走っていただろう。
高校野球で甲子園を留守にし、昔は「死のロード」と言われたが、今は関係ない。
パ・リーグは、下位4チームが混戦になるだろうと予想したが、大谷の活躍もあり、日ハムが抜け出しそうだ。
いずれにせよ、ひと踏ん張りし、もうしばらく、楽しませてもらいたいものだ。