スーパーキッズ・オーケストラの演奏を聴いた。
子供のオーケストラということで、あまり期待はしていなかったが、佐渡裕が最高のオーケストラと云うだけあって、良い方への期待外れであった。
オーディションで集めたチビッコ演奏家を訓練し、10周年になるという。
年齢は8歳から17歳までの構成であるが、それぞれのレベルはかなりのようである。
このオーケストラに所属しながら、東大、京大に合格した者もいるとは驚きだ。
チャイコフスキーの「弦楽セレナード」が、思い出の曲として演奏されたが、若さの為か、音に元気がありすぎるのが少し気になったが、全体としては、良い演奏であった。
同年代のニュウニュウは、これまでに何度か聴いているが、彼も17歳になり、なんと身長が185センチにまで伸びていた。
天才と呼ばれた彼が、今後どのように成長してゆくか楽しみである。
最近は、国際コンクールで日本人の入賞者が増えている。
音楽も世界水準になった証しなのだろう。
一方、地方のオーケストラの財政事情は深刻で、解散の危機にあるのも珍しくないようだ。ヨーロッパ並みになるには、まだ時間がかかりそうだ。