「STAP細胞」の発表があった時は本当にびっくりするとともに拍手を送った。
ネイチャー誌に掲載されるには、1度は却下され、それなりの経緯があったと思われる。
大発見は、往々にして常識を覆すもので、その発見がごく普通の若い女性であるだけにマスコミの過熱ぶりはすごかった。
ただ、京大の山中教授が、IPS細胞とSTAP細胞では、研究段階のレベルが違いすぎることを指摘していたのを思い出す。
マスコミの取り上げ方には大いに問題があったようだ。
残念なのは、彼女の博士論文にコピペの疑いが出ていることだ。
最近の大学生は、レポート作成にコピペが横行していることが話題になったことがあった。
小学生でも、読書感想文にコピペが多々あるといわれている。
我々の学生時代には、こんなことは考えられないが、それでも、2,3年の勉強で新しい経済理論を生み出せるわけがなく、3,4冊の文献を参考に、つぎはぎでレポートを作成した記憶がある。
現在調査中ということで、実態は良く分からないが、「STAP細胞」の存在自体が否定されるのでなければ、研究は継続してもらいたいものだ。