出張で浦安の某教育機関に出向く途中で寄った船橋にあるラーメン屋である。この手の情報に詳しい同行者が雑誌だのネットだのあれこれ探して、見つけてみたものだが見つけ出した店だが、なんでも某シティ雑誌で去年の千葉県ラーメン屋ベスト1に選ばれたとかで、胡麻ラーメンというのが「売り」らしい。着いたのは昼の12時近く、そういう店だから、さぞや長蛇の列になっているのかと思いきや、そうでもなくちょっと待っただけで座席に座れたのは幸いであった。
店内は昭和30年代風の雰囲気に、ボーズのスピーカーが天井に鎮座して流れているのは洋楽という、チープになのか、金がかかっているか、一見良くわからない、今風のモダンスタイル。中では地元の人とおぼしき中年のオッサンが黙々とラーメンを食べている。私が注文したのは、当然胡麻チャーシューメンである。ほどなくと届いたのは、黄色いスープに胡麻がふんだんにばらまかれたまことにユニークな外観の代物であった(真っ黒なにんにく油も強烈なインパクトがある-笑)。で、一口スープをすすってみると、「なんだこれは」という味でなのある。
細かい分析はその道の達人におまかせするとしても、ベースとなっているのは割とスタンダードな鳥ガラスープで、そこにスプーン何杯分だかのすりごまが入ったスープがブレンドされいて、そのバランスが絶妙というか、奇妙なうまさを醸し出しているのである。普通に考えて、すり胡麻の甘みと醤油味のスープはどうみても合わないはずだが、ここでは生姜の隠し味など交えて、グロになるすれすれのところで「おいしい」と感じるの領域に引きこんでいるあたりはさすがというところ。なにしろ、麺を全部食べるころにはこのスープの奇妙な美味さにすっかりひきこまれてしまっていたほどだから....。
という訳で、このラーメンは「へぇ、極め尽くされたラーメンにもまだこういう美味さを開拓する余地があったんだね」と思わせるユニークさがある。つまりいろいろなラーメンを食い尽くして食傷しているような人が、思わずうなるような、通向け、評論家向けに味といっていい。いや待て、今の食傷日本では一億総ラーメン評論家になってしまっている現状からして、こういう方向は意外と正解なのかも?。ともあれ、この味には脱帽した。
店内は昭和30年代風の雰囲気に、ボーズのスピーカーが天井に鎮座して流れているのは洋楽という、チープになのか、金がかかっているか、一見良くわからない、今風のモダンスタイル。中では地元の人とおぼしき中年のオッサンが黙々とラーメンを食べている。私が注文したのは、当然胡麻チャーシューメンである。ほどなくと届いたのは、黄色いスープに胡麻がふんだんにばらまかれたまことにユニークな外観の代物であった(真っ黒なにんにく油も強烈なインパクトがある-笑)。で、一口スープをすすってみると、「なんだこれは」という味でなのある。
細かい分析はその道の達人におまかせするとしても、ベースとなっているのは割とスタンダードな鳥ガラスープで、そこにスプーン何杯分だかのすりごまが入ったスープがブレンドされいて、そのバランスが絶妙というか、奇妙なうまさを醸し出しているのである。普通に考えて、すり胡麻の甘みと醤油味のスープはどうみても合わないはずだが、ここでは生姜の隠し味など交えて、グロになるすれすれのところで「おいしい」と感じるの領域に引きこんでいるあたりはさすがというところ。なにしろ、麺を全部食べるころにはこのスープの奇妙な美味さにすっかりひきこまれてしまっていたほどだから....。
という訳で、このラーメンは「へぇ、極め尽くされたラーメンにもまだこういう美味さを開拓する余地があったんだね」と思わせるユニークさがある。つまりいろいろなラーメンを食い尽くして食傷しているような人が、思わずうなるような、通向け、評論家向けに味といっていい。いや待て、今の食傷日本では一億総ラーメン評論家になってしまっている現状からして、こういう方向は意外と正解なのかも?。ともあれ、この味には脱帽した。