朝日新聞の「東電社員の5年半(上下)」という記事を読んだ、原発事故の被災者と会社側との間に立って辛い人生を送ることを余儀なくされた人々の話だ、被災者の大変な状況については新聞・テレビ・ラジオ報道やSNSなどでよく知らされてはいる、だがこれらの報道の陰でここにも原発事故の犠牲者がいる、と思った、被災者からは無視されたり嫌なことをときには罵声を浴びせかけられ、また賠償交渉の窓口に立てば面倒くさい賠償金のやり取りに精神を病む、東電に見切りをつけて退職した社員も大勢いる、しかし東電が犯した先の見えない罪の重さを十字架として背負ってずっと生きてゆこうと決心した人たちがいる、それぞれの人生は全く大変である、このような事態、このような亀裂を起こした、また今後もその恐れがある原発(稼働)というものをよく考えてみるべきだ、政府や電力会社はこれからもまだ亀裂を起こし、亀裂を拡げようというのだろうか