テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

O.S. Minitron の リード式マルチ・チャンネル ラジコン送/受信機 TX-12SB, RS-12 & LBX-6

2014-10-04 15:52:30 | Weblog

今日お預かりしたのは O.S. Minitron のリード式 12Ch送信機 TX-12SB と 受信機 RS-12、サーボはエンコ
ン用と舵用の二つ。 それに初めて手掛けるリレーボックス R/C LBX-6 だが説明書を添えて頂くお話にな
っていたが同梱するのを忘れたとのことで、それらの到着を待って取り掛かることとした。 この種のラ
ジコン装置の修理に付きましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

リード式の送信機、受信機はこれまでにも何度か姉妹機種を手掛けたことが有り問題は無いハズだが。

KNKの船舶用マルチサーボは初めてで、またリレーボックス(パルスセレクター)も回路は単純な様だが
資料が無いとのことで先ずは分解し回路を起こしてみよう。

10月7日 昨日は夕方から秋葉原に出掛けて仕舞い、今朝お送り頂いた資料を受取り早速取り掛かった。

伺った様、最初受信機に電流が全く流れなかったがコネクタ部分に問題が見付かった。 無信号時約5mA。

実際に信号が入りリードセレクタが動作した際の電流(リードセレクタに依り異なる)、上では30mA以上。

送信出力を示すメーターが振り切れていた(上の画像)ので補正を加えた後が下の画像。

メーターの左に在る押しボタンの目的が分からなかったが説明書からバッテリー・チェック用と分かった。

これまでは何時も使っている単一4本の電源で動作させたいたが本来の単三4本の電源に交換した。

何故か電圧が受信機に加わっておらず、調べた結果電源の3本の内の2本が内部で断線していた。

マルチサーボを単体で動作させてみた、下は舵用のN型。 上はエンジン・コントロール用(多分)50型?。

4CHの内の1CHしか動作せず、リレーボックスの内部(基板)を外に出し細かく調べてみた。

幾つかのリレーの接点に問題が診られたので接点のクリーニングを先ず行った。

4CHの内3CHが動く様になったが、残りはリレーの一つ(4は誤り、正しくは3)が断線しており動かなかった。

N型サーボは外部のスイッチ切り替えでトリマブルにもセルフ・ニュートラルにもなる優れ物だった。

リレーのコイルを巻き直すのは現実的では無く、使われていない最後(6CH目)の物と交換するか?

10月8日 ゴーサインを頂いたのでリレーの取り外し(場合に依っては交換)に取り掛かった。

最初リレーを固定しているビスは2mmの物かと想っていたが微妙に細かった。

コイルは両端が引出線との接合部分で断線(腐食に依るものと想われる)していた。

頑張れば直せそうだったので、それまで使われていた引出線に何とか繋いでみた。

この後組み込んでみたが引出線が基板の穴に上手く入らず結局繋いだ部分で切れて仕舞い振り出しに
戻った。 引き出し線が短か過ぎる様なので別の方法を採ることにし、先ずは接着剤の硬化を待とう。

 

接着剤が硬化したので組み込みに取り掛かり今回は無事正常に機能してくれた。 また12CH全ての動作
確認も無事終えることが出来一安心。 巻線が0.06φ程度だったので神経を使い、可成り疲れた!

コメント
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