テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

中島無線 (KINGブランド) P-156S、電池管4球ポータブル・ラジオ

2014-10-10 18:29:41 | Weblog

  年に1,2度腹を立てることが有る、それも仕事の内かと自分をごまかすこともあるが無論望むことでは
無い昨夜も腹立たしいメールを受け取り今日はいきり立っていたので午後から久しぶりに石川町のジャ
ンク屋さんを尋ねてみるかと考えていたが3 時少し前に今日の入金を確認したところ数日前から督促し
ていたところからの入金が有り、今日2 度目の集荷依頼をした為出掛けられなくなり先日入手したもの
の棚上げしていた中島無線の P-156S のレストアに取り掛かった。 この種のラジオの修理に付きまして
はこちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

中島無線のこのモデルは国内では東芝が OEM 供給を受けており、また海外では数社が同様供給を受け
ており今回の物も KING ブランドとなっている。 ただ通常 OEM を受けた側が独自のモデル番号を付ける
のが普通だがこのモデルに関してはどこも同じ型番を使っており珍しいケースと云える。

構造は広く知られている Emerson の747等をお手本にした物で、一番の違いはこのモデルは Sub-Mt
管ではなく Mt 管で構成されている。 つまり747の後なので1955-6年頃の発売では無いかと想われる。

画像からお分かり頂けるか、真空管のソケットは独立した物では無く基板の一部をソケットにしている。
先ずは上の画像の右上に見えているキャビネットの欠けの修復に取り掛かった。

動作を確かめたところ局発が機能しておらず、調べたところ 1st IFT の一次側が断線していた。

この時期の物にはエナメル線が使われており太さも0.08φ程で修理は難航しそうだが明日トライしてみよう。

10月11日 朝一でIFTの細部を診てみたが残念ながら引出線の部分では無く内部で断線していた。

コアを分解しようかとしていたところで荷物が届き後で取り組むこととした。

10月12日 コイルは円筒状のコアの中に入っており接着剤で固定されていたので昨日溶剤に漬けておいた。

何とか接着剤が柔らかくなったので中身を取り出したが、断線箇所は見付からなかった。 サテどうするか?

 

コメント
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