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テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

801A p-p Stereo Amp (自作)

2013-11-17 13:01:14 | Weblog

今日お預かりしたのは何方かかに依って作られた 801Ap-p のステレオ メイン アンプで(昨日の電話
ではプリアンプとのお話だったが)若干ハムが気になるとのお話だった。数年前からタウンページえ
の掲載を断っていたが実際は掲載されていた様で、今回は役に立ったがセールスの電話の多さには辟
易としており次のタウンページからは間違いなく削除されるとの連絡が先日有った。 閑話休題、この
種のアンプの修理、改造に付きましてはこちらのHP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ
下さい。

11月18日 お話からてっきりハムが気になっているのだろうと考えていたが実際に動作させてみたがハム
のレベルは可成り低かった。 ただシャーシーの何処からか可成りのレベルでブーンと云う振動音が聞こえ
ていた。

音の出処はヒーター・トランス(6.3V/3A x2)だった。

当初からこの振動の問題が在った様でコアの中程に何かが挿しこんであった。 引張だしたところ金鋸の
歯を折った物が出て来た。 アレコレ紙を挟んだりした結果振動音は可成り低下したが皆無では無いので
適当なトランスを探してみよう。

11月18日 ワニスか何か適当なものを含浸させて見るかとも考えたが秋葉原で探した結果良さそう
な物が見つかったので近々組み込んでみよう。

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De Forest, D-12 (1924)

2013-11-17 12:56:33 | Weblog

 昨日の AWC (Antique Wireless Club) のミーティングの際 Kさんから最近氏が入手した De Forest, D-12
の回路に付いて質問が寄せられた。  実際の回路を基に回路図を起こしてみたがどうも回路が良く分か
らないとのお話だった。 (Ref. Radio Manufacturers of the 1920's, Alan Douglas)

Internet で見付けた D-12, 2'nd Version と記述が有った回路図だがどうも違う様想われる。 D-12
は 201A, 5球のモデルで選局用のV/C、コイル及びRFT、AFTは各2個で構成されている。

 K氏が表した回路図は寧ろ上の D-17 (1925) の回路に近い様想われる。真空管を左からV1,2,3,4,5とす
るとV1,2,3で高周波増幅された信号はV4でグリッド検波され、低周波信号は一度V3 に戻された後
にV5に加えられホーンスピーカーを駆動している。 D-17では検波段用に低圧の+Bを用意しているが
D-12 では一つの+Bで動作させている。  またV4のフィラメントに入っている10Ωの固定抵抗も D-12
には見当たらない。 参考にはならないかも知れないが下は D-10 の回路で、こちらは高周波3段、鉱
石検波後の低周波増幅も3段となっている。近年の回路図では必ず記すループアンテナが当時の回路
図には記されておらず注意が必要。

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Blaupunkt, Arkansas deluxe Stereo 40323 (1961-62) 4度

2013-11-14 23:02:22 | Weblog

久々に対面したのは今回で4度目となるBlaupunkt, Stereo Arkansasで先日スピーカーグリルを張替えた結
果を先ず見せて頂くことにあったが、ステレオーモノラル切換スイッチが上手く機能しないとのお話で、
その点の確認も行った。  この種のラジオの修理に付きましてはこちらの https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/
からお問い合わせ下さい。

 

11月23日 ステレオの押しボタンの動作を診てみたが予想とは異なり問題は診られなかった。 (押してモノ)

11月29日 仕事場でステレオ動作を確認したので今朝ご依頼主の御宅で本体に組み込み動作させてみた。
レコードプレーヤ用の入力端子では問題無く左右の出力が得られているのにレコードプレーヤの出力では左
チャンネルが殆ど出ない。 クリスタル・カートリッジの問題かとも疑ってみたは結局問題は無かった。 何とも
原因が分からず頭を抱えたが、最後にカートリッジとDin-3 pinコネクタ間の配線を確認したところ左チャンネ
ルが断線していた。  調べを進めた結果、カートリッジの出力と出力ケーブルの接合部分で配線が為されて
無かった。 何時この配線が為されたのか知らないが可成り以前からこの状態だったと想われる。 結果とし
てステレオ動作も良好となり大変喜んで頂けた。  諦めずに取り組んだ甲斐が有った!

 

 

 

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海外の小型、静電偏向型ブラウン管

2013-11-14 15:13:38 | Weblog

先日 Philco, Safari 用の小型ブラウン管 2EP4 を探していた時に以前仕舞い込んだ小型ブラウン管が
出てきた。  その存在をスッカリ忘れていたので懐かしかったが折角久し振りに出て来て呉れたの
で少し紹介させて頂くことにした。

RCA の 913、1インチCRTで、これを使った製品としては National の直結型波形モニターしか知らない
が多分 (可成りの数を見るので) 他にもアレコレ使われたのだろうと想う。 メタル・チューブを彷彿さ
せる。 Peter A. Keller の The Cathode-Ray Tube に拠ると発表は1936年で、アマチュアによる活用を考
慮した金額は$5.だったとのことでした。このCRTを使ったオシロスコープとしてはRCA,151、National、
Triumph, Model 77、 Clough-Brengle, Model 105等が在るようです。またこのCRTのガラスと金属の接
合技術が後年のメタル・コーン(テレビ用)CRTに役立ったとのことでした。

 

RCA, 1EP1、1インチCRTで1956年頃に市場に投入された様です。1EP1の蛍光色は緑ですが、蛍光色の
異なる物の用途の一つとして航空機搭載用フィルム・レコーディングシステム、また戦車等軍用車両
のドライバー、或いは航空機のパイロット用ヘルメット・マウント・ディスプレイにも使われたとの
ことでした(Ref. The Cathode-Ray Tube by Peter A. Keller)

 

英国製の VCR522, 10E/797 直径は約38φ、長さは約138mm(表面からベースの端まで)、詳細不明。

 

Telefunken, D5-100 W Nr.002266 で前面のサイズは約46x36mm。 英 Sinclair の小型テレビ Micro
Vision, MTV-1 用のCRTでフィラメント電圧は1V以下だったと記憶している。  蛍光色は白。

 

第二次世界大戦中にドイツ (Telefunken) で開発された射撃照準用レーダー、ウルツブルグの表示用と想
われる LB8 で管面のサイズは約64φ、ドイツ製の真空管に多く見られる引き抜ける構造になっている。
因みにウルツブルグは終戦間際コピー機が日本無線でも作られたが実戦に使われることは無かったと聞
いている。 当時設計図は海路、喜望峰経由で潜水艦で運ばれ1角法で書かれた物を3角方に書き換える
だけでも多くの時間を費やし、また当時世界のトップレベルだったドイツの電子技術に大きく遅れを取
っていた日本では多くの困難を伴ったことが想像出来る。下は電子銃部分のクローズアップ (詳細不明)

 
余談ですがウルツブルグ (Wurzburg) は正式名称では無く秘匿名で、正式には FuMG62型 Fu(Funk)電波
M(Messung)標定 G(Gerat)機 62型 電波標定機となる。A型は1938年、D型は1941年に夫々実戦に配備さ
れた様で、CRTは標定指示用に4つが使われておりメインの粗距離用には120φの物が使われ、他の精密
距離、方向、高低指示様にはもう少し小振りの物が使われた様だった。 他に各部の波形検査用に小型
CRTが用意されていた様なので今回の物は波形検査用の可能性が有る。 以前このCRTを譲って貰った
ドイツの真空管コレクターからはウルツブルグに使われた真空管一式を譲って貰ったがこのCRTもその
中の1本で当時関連資料を色々送って貰ったので近々それらを見直してみよう (ただドイツ語の資料だ
ったのでことは簡単では無いが!)。

 

ロシア製の物で多分テレビ、或いは映像モニター(ファインダー)用と想われるCRTで如何にして
入手したのか記憶が無い。 元箱入りで多分未使用と想われる。 前面のサイズは約51x41mm。

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VW USA 用 カーラジオ Sapphire V (1967)

2013-11-12 12:00:33 | Weblog

 今日お預かりしたのは VW USA 用に Motorola が製造した Sapphire Ⅲ(1966) と V (1967)で共にiPod
等を接続する為の改造を行った。 この種のカーラジオの修理、改造に付きましてはこちらの ホーム
ページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

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VW USA 用 カーラジオ Sapphire Ⅲ (1966)

2013-11-12 11:55:12 | Weblog

iPod等を接続する為の改造と、接続ケーブルを用意した。 この種のカーラジオの修理、改造に付きまし
てはこちらのホームページ http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

ランプが点灯せず(何故か6V用のランプだった)交換した。

 

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今週末11月16日のAWC (Antique Wireless Club) ミーティングえのお誘い

2013-11-11 13:30:10 | Weblog

  ラジオを趣味としているメンバーで構成されている AWC アンティック・ワイアレス・クラブ では毎月
ミーティングを行っており、今月は今週末11月16日に世田谷区立 玉川台区民センターで午後1時から4時
半頃 まで開催されます。 今回は古いメンバーが皆さん都合が付かず少人数でのミーティングとなります
が、この種の集まりにご興味をお持ちの方のご参加をお待ちしております。 時々敷居が高く、参加を躊
躇していると云うお話を伝え聞くのですが、確かにメンバーにはこの分野でよく知られた方もいらっし
ゃるのですが、逆に先頃ラジオの収集を40年振りに再開したと云う様な方もいらっしゃいますので余り
ご心配頂く必要は有りません。またゲストとして二度までご参加頂けるので一度見学にいらしてみては
如何でしょうか。ご参加希望の方は小生のホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ から詳細をお問
い合わせ下さい。

先々週末、家の者が 昔ラジオのことでお世話になった方がいらしている と言いに来て起こされたが、その
昔、確か日航機の御巣鷹山の事故 頃からになるので可成り前にお会いし、その後お目に掛かって無かった
隣町に住んでいらっしゃるOMのTさんだった。 アレコレ昔話をする内に、かつて毎日の様にアクセスしていた
区内のレピーターの話になって近年アクセスしても反応が無くテッキリ運用は止めて仕舞ったと考えていたが
実際は逆で彼の所からは小出力でも問題なくアクセス出来ているとのお話だった。   その日の夜、車に積ん
であったアルインコ の114/430MHz のトランシーバーでアクセスを試みたが、彼のこちらを呼ぶ信号は弱い
ながらも受信出来たが、こちらからはレピーターがアクセス出来なかった。   仕事場で送受の周波数や受信
感度も確認してみたが特に問題は診られなかった。 一点確認出来て無いのはエンコーダーの88.5 Hz成分
でデビエーション・メーターが何処かに在ったハズと探し出したのが LD-145 で元々は144-146MHz の信号
用なのでそのままでは430MHzには使えないのかも知れない。  この装置に使われているICのことを知りた
かったので探してみたがAFT用ということしか分からなかった。 どなたかこのAFT用のICで如何にしてデビエ
ーションが計れるのかご存知の方は是非お教え下さい。 Tさんとはミーティングでの再会を約束した。

11月11日 145MHzでメーターの針は一応振れ1KHz程のデビエーションとなるが可笑しい?

上はレンジを144MHzに設定した場合の局発の発振周波数で144MHzとすれば中間周波数は約52.47MHz
となる。 下は145MHzの場合なので約52.67MHz、平均すると約52.57MHzとなる。

上は146MHzに設定した場合で約53.193MHzとなり、局発の回路からして左程シビアではなさそうだった。

以前AWCのミーティングにゲストとしてお越し頂いたMさんが以前測定器メーカーで設計を行っていたこと
を思い出し、このデビエーション・メーターの動作を伺ってみた。 中々見付からなかった M5134P のデータ
シートも見付けて頂き動作が理解出来た。

  テレビのAFT回路用とのことだったが要するに中心周波数からズレが生じた場合、それを補正する為の
電圧を出力するもので、AFC用と記しても良いのでは無いかと思った。 特性表からは中心周波数+/-30
KHzに対して2~11V程度の電圧が出力されその特性は非常にリニアだった。 144-146MHz用として使う
には中心周波数に周波数変換しなければならず、その為の局発の周波数は可成りの精度を要することに
なり、先ずその為にAFC(AFT)を掛ける必要が有りそうだった。

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世界初のトランジスタ・テレビ Philco, H-2010 Safari (1959)

2013-11-10 15:47:40 | Weblog

ネットオークションに SONY, 8-301が出品されており説明に世界初のトランジスタ・テレビと記されて
いるのが気になり出品者の方に世界初のトランジスタ・テレビは Philco の H-2010 Safari のことを老婆
心ながらお伝えしたが、各種の書物に8-301が世界初のトランジスタ・テレビと記されているとのお返
事を頂いた。  確かに先月訪れたソニー歴史資料館で流されていたビデオでもその事が語られていたが
一方展示されている 8-301には【直視型】トランジスタ・テレビとして世界初と説明されていた。  こ
れは以前同社広報部に世界初では無いことをお話し、上の様な断りを添えた方が良いとお話したこと
が反映されたと想われる。 

H-2010 には2色のバージョンが有るが上下の2台の裏面には本来(その下の)画像に見られる様革製
のフラップ(蓋)が在るのが正しい。 画像に若干見えているのはハーフミラーになっている凹面/拡
大鏡で下に在る、上向きのブラウン管からの画像を拡大しながら前面に反射させている。この虚像を
狭い範囲で観ることになるので実用性は可成り乏しかった。

この機種のデザインを担当した人間はハッキリしており意匠デザインは Emil Harman 、また光学系の設
計は Ernie Traub との記載がある。 尚デザイン・パテント 186,335 は1959年5月19日付けとなっていた。

画像からご覧頂ける様、上部はプラスチック製で下部は革製となっている為若干経年に依る縮みが有る。

記憶の域を出ないが初期のモデルは電池専用機で、後年商用電源でも動作、及び充電が出来る様に
なったと以前何かで読んだ様想われる。

バッテリー・コンパートメントの蓋には トランジスタ化された受信機で、増幅用の真空管は使用され
て無い との記述が在る。  全て半導体で構成されている訳では無く、高圧の整流には整流管5642が使
われているのでこうなったのだろう。

使われているブラウン管は2インチの 2EP4 (Safariのことを記したものの中に1インチとあるのは誤り)
で外形寸法は50φなので実際の蛍光面サイズは一回り小さくなる。電池での動作を考慮した6V/145mA
(6.3V/145mA)と云う通常の1/4程の低消費電力ヒーターが採用されている。 電磁偏向で偏向角は30°。

この機種が発表された当時各種の評価レポートが出たが、画像の歪の少なさは評価されていた。 それ
を実現したのは観測用CRTと同程度の偏向角30°のこのブラウン管にある様想われた。 同時に偏向の為
に必要な電力もCRTサイズ、及び偏向角で決まってくるのでこの様なブラウン管が選ばれたのだろう。

形状比較の為に1インチの1EP1(静電偏向)をそばに置いてみた。

余談だがSONY, 8-301を開発した故 島田 聡さんは東工大、川上研究室時代からラジオ、テレビ関連の雑
誌にテレビの技術的な解説記事を多く書かれており、昭和20年代末から30年代にテレビに携わっていた
人間には広く知られた方で(余談の余談だが島田さんが高校生の時にコンデンサ・スピーカーの特許を
取得したことも知られている)その川上研究室から大森の中央無線に島田さんを結び付たのは日本マク
ドナルドを立ち上げた田さんで、当時米国からの輸入を広く行っていたことから川上研にも中央無線に
も多くの物を収めていた関係と想われる。 島田さんの雑誌に開発状況を発表する姿勢は中央無線から
ソニーに移った後も変わらず(現在では考え難いことだが)当時のソニー上層部は気がきでは無かった
と想われる。これが原因かどうかは定かでは無いが島田さんがソニーのテレビで活躍したのは同社マイ
クロ・テレビの第一世代迄で、その後2色式カラーテレビ関連で氏の名前を見たことは有るが、ソニー
さんでの活躍は聞いていない。
1959年時点では未だ中小企業の域を出ていないソニーが、バッテリーメーカーとしては1920年代に創業
のラジオ、テレビメーカーとしては大手Philco (旧社名 Philadelphia Storage Battery) と略同時期にトラン
ジスタ・テレビを発表したのは確かに快挙と云えるかも知れないが、歴史上の事実は事実として真摯に
受け止める必要がある。(もし1961年末にPhilcoが倒産せず、今も在ったとしたら何も問題は起こらなか
っただろうか? いやただでは済む訳は無い)因みにマイクロ・テレビは特に米国で爆発的に売れ、ソ
ニーだけでは到底生産が間に合わず先の中央無線でも200万台程を製造したと以前2代目社長から伺った。

11月11日 先の出品者の方から丁寧な御返事を頂いた。これまでも気になることが有ると老婆心ながら
とお断りし、この点が事実と異なっているとご連絡したことは何度も有るが、その殆どには今回の様に
丁寧なお返事を頂くことは無かったので久し振りに良かったと想えた。サテ、Safariのレストアをしてか
ら既に10年以上が経過しており通電してすんなり動作して呉れるか疑問だが後で試してみよう。 ただ以
前動作をデジカメで撮影を試みた際可成り苦労したことを思い出した。 多分AF機能を殺せば何とかなる
かも知れないが、虚像に焦点を結ぶと云うことは最近のデジカメでは想定していない被写体と想われる。

10数年振りなので無理は無いが垂直同期が取れなかった。 ただこの問題は取り掛かれば直ぐに直せる。

可成りボケた画像と写っているが実際の画像は左程ボケてはいない(カメランの焦点が合っていない)。

上下の画像は、反射鏡の虚像では無くCRT面を直接写した上下が反転している画像です。

もう一台、黒い方の動作も診てみた。 こちらは同期の問題も無く、この機種としては可成り良好に
動作していた。  

しかし視野角?と云うか見える角度は狭い。一応画面サイズは80インチ・スクエア(14インチ相当)と
説明にあったが果たして管面からの距離はどうなのか? 一応2mの所で見た感じは10インチ程度だった。

この機種名で検索すると当時のテレビCMも見ることが出来るが定価US$250.では大型のコンソール・タ
イプが買える金額なので販売は可成り困難だったと想像する(但し可成りの数が売れたことも確か)。

 

 

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世界初のICラジオ、SONY, ICR-100 (1967)

2013-11-10 13:57:02 | Weblog

今日お預かりしたのは SONY, ICR-100 で云うまでも無く世界初のICラジオで、これまでにも多くを手掛
けた。   この種のラジオの修理に付きましてはこちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/
からお問い合わせ下さい。

状態は非常に良く、アクセサリ類も殆ど揃っており、多分クリーニング・クロスと保証書以外は全て揃っている
様だった。 その昔、府中に在る電気メーカーの人工衛星開発部門に通っていた頃この機種を通勤の時にも
使っていたが、イヤフォンを見付けた守衛さんからラジオを持ち込んではならない と注意されたことが有った
が現在はどうなったのか?

裏蓋を固定しているネジの一本が腐食しており中々外せなかったが一応回路は生きていて受信出来た。
只ポリバリコンに問題が在り交換した方が良いのだが費用が掛かることなのでご依頼主に伺ってみよう。

バリコンの交換も含めゴーサインを頂いたので明日早速取り掛かることにしよう。

11月11日 ゴーサインを頂いたのでバリコンの交換を含むレストアに取り掛かり好結果を得た。 この10年
程で交換したICR-90,-100,-120に使われていた(オリジナルの)電池が下の画像で48個在ったがこれら以
外にも途中交換された物が他にも数個有る。

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G.E. のレコード・プレーヤ Wildcat (1969) 

2013-11-07 14:09:15 | Weblog

今日お預かりしたのは先日も同一モデルのレストアをご依頼頂いた方からの2台目で先日の物に比べ
動作に問題は診られなかった。 この種のプレーヤの修理、改造に付きましてはこちらの ホームペー
ジ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

11月8日 ゴーサインを頂いたのでレストアに取り掛かった。 画像からは見え難いが外装に可成り汚れが
診られた。

今回の物は前回の物より2年早い1969年9月16日製だった。

今回も先々のことを考えケミコンを全数交換した。 一部テープの粘着剤が固まった部分が有り無理をする
と塗装を傷めることになるので余り深追いはしなかった。

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Please note when you try to send your question or inquiry to my blog (ご注意)

2013-11-06 15:45:58 | Weblog

I quite often receive question or inqury from the readers of my blog.  However, due to this blog's system,
I can't directry answer to the comment.   So if you need my answer, please do not forget to mention your
email address.    Or you can find my email address in my home page https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/
Regards    Noriyoshi

時々こちらのブログに質問やコメントを頂くのですが、こちらにコメントを頂くことは出来ても、こちら
からそれに直接お答えすることは出来ません。何かお問い合わせを頂く場合はメールアドレス、電話番号
等、連絡先を添えて頂けます様お願い致します。 無論こちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にはメ
ールアドレスも記されておりますので、そちらからお問い合わせ頂くのが最も簡単かと存じます。  手塚

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1966年のVW, Type Ⅲ バリアント用 電気時計

2013-11-04 13:58:28 | Weblog

今日お預かりした2台目はVW, Type Ⅲ(1966)用の電気時計でお話ではクォーツ・タイプとのことだっ
た。   この種の時計の修理に付きましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合
わせ下さい。

電気時計はこれまでにも何度か手掛け幸い殆どは上手く直った。 1966年製の車に使われていてクォーツ
タイプとすると後から加えられた物と想像していたが届いた物はこれまで手掛けた物と同じ間欠式の電気
時計だった。 これまで分解に難航したことは無かったが今回は中々分解出来ず可成り苦労させられた。

ランプは既に切れていたが、時計部分のソレノイドは断線しておらず、接点も良好だった。

見難いが下の画像の上部に見えているコイル・スプリングが時計の動力源となって機構系にも特に問題は
診られなかった。  それでも短時間しかテンプが動かないのは全体的に負荷が重くなっている様で時計専
門の方の手を煩わさなければならない様だった。

駄目元で動力源となるコイル・スプリングのテンションを上げてみることにした。

分解しテンションをみてみたが予想よりはテンションは高かった。

念の為スプリングを短くし よりテンションを上げてみたがテンプが止まる迄の時間に変化は診られなかった。

 

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Becker, Monte-Carlo LMK

2013-11-04 13:47:09 | Weblog

今日お預かりした1台目は Becker Monte-Carlo で多分1960年代中頃の物と想われる。 この種の
カーラジオの修理、改造に付きましてはこちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/
からお問い合わせ下さい。

11月5日 ゴーサインを頂いたのでレストアに取り掛かり好結果を得た。 iPodアダプタもご依頼頂いた
ので併せて用意した。

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B&O (Bang & Olufsen), Beomaster 1200

2013-11-02 13:26:41 | Weblog

今日お預かりした3台目は B&O の Beomaster 1200 で初めての経験となる。この種のオーディオ機器
の修理、改造に付きましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

この機種に限らず B&O の近年の物の殆どは分解方法がパズルの様で毎回悩まさせられる。 

木製の部分に破損が在った。 ヤット問題のスライド・ボリュームを表に出すことが出来たがホコリが凄い。

11月3日 昨日に引き続き作業に取り掛かった。 ACプラグは欧州仕様のままだと間違える可能性が
有り通常のタイプに変えておいた方が無難だがどうするか?

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松下のカーラジオ CR-828AY

2013-11-02 13:25:33 | Weblog

今日お預かりした2台目は松下のAM/FMカーラジオ CR-828AY で1966年製のVW Type Ⅲバリアント
に使われるとのお話だった。  この種のカーラジオの修理、改造に付きましてはこちらの ホームペ
ージ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

今回の機種のデザイン、機能に似た物(但しFMはモノラル)を以前手掛けたが自動選局機能が機能せず
モーターが何時まで経っても止まらず、使われていたプラスチック製のギアが擦り減って殆ど無くなってい
たのでその点を心配していたが幸い問題は診られなかった。

付属していた小さな箱の中にはリレーが2個収められていたがこれらの目的がハッキリしない。 どうも普通
考えられるリード線の色と役割とは異なっている様で先ず電源が入らない。

色々な組み合わせをテストした結果電源が入り、AM/FM共良好に機能し、自動選局も上手く動作した。

12月9日 自動選局機能が突然不調となったとのお話で再度お送り頂いた。

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