テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

Bang & Olufsen, Beomaster 3000

2011-10-16 17:15:58 | Weblog

 今日お預かりした 3台目は昨日到着が予定されていた B&O の Beomaster 3000 で以前 同
2000 の修理、改造をやらせて頂いた方からのご依頼で今回もカバレッジの改造と Phono
入力の一つが機能して無いとのことで近々取り掛からせて頂こう。 この種の機器の修理、
改造に付きましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

10月17日 カバレッジの改造に取り掛かった。特に問題なく改造を終え、可笑しいと伺った
Phono 2 の動作を確かめてみたが Phono 1 に比べると感度は落ちるが回路図から見るとこの
2 つの入力は感度も異なり、例えば Phono 2 が MMカートリッジ、Phono 1 が MCカートリ
ッジ用の様に変えているのでは無いかと想像出来る。スペックには謳われているのだろうが

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Hallicrafters, SX-28

2011-10-16 17:04:08 | Weblog

今日お預かりした 2台目は Hallicrafters の SX-28 で一応動作はしているものの感度が若干
低くアマチュア無線用としては不十分とのことで全体の調整と、コンデンサ類の交換のご
依頼を頂いた。   余談ながら今夜から TBS で始まる【南極大陸】用に多くの機材を貸し
出したがその中にも同じ SX-28 が含まれているがそちらはお預かりしたこのモデル程綺麗
な物では無いが時間が有ればご覧下さい。 サテ、近々取り掛からせて頂くことにしよう。
     この種の受信機のオーバーホール、修理、改造に付きましてはこちらの ホームページ
https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

10月18日 検波付近のコンデンサの交換を行ったがシャーシーが深く予想以上に
時間を要した。 

10月19日  昨日に引き続きコンデンサの交換を行い略全てのペーパーコンを交換した。
いよいよ明日はトラッキング、IF 等の調整に取り掛かろう(今日はマニュアルに目を通
し予め作戦を立てておこう)。 

10月20日  トラッキング等の調整に先立ち動作を確かめて驚いた。幾つかの周波数でしか
未だ診ていないが、例えば 810KHzは約 945KHz辺り、954KHzは 1,110.KHz。また 6.055MHz
は約 6.410MHz、7MHzは 7.7MHzと大きくズレていた。 先ずは IF の調整に取り掛かり可也
ゲインは上がった。  しかしここまでダイアルの指示と実際の受信周波数がズレていること
は珍しい。

10月21日  サービス・マニュアル に目を通した結果 IF は 455KHzでは無くクリスタル・フ
ィルターに使われている水晶の共振周波数で行うことにし、再調整を行った。次いで周波数
の低い方から調整に取り掛かったが大きくズレており想定した時間の倍近くを要して仕舞っ
た。 特にバンド 6では局発のダスト・コアが殆ど外れる位に出さねばならなかったのでワッ
クスで止めたが経年変化でインダクタンスが増すとは考え難いが? 結果各バンド共可也ゲイ
ンは上がったが、SSB の復調に関しては芳しく無かった。 その後改めて現物と回路図を眺め
て判ったのは局発の各コイルとバリコンの間に半固定のコンデンサ(パディング・コンデン
サ)が入れられているがその値が変化した様想われる。 前面パネルには SX-28 となってい
るが回路からは SX-28A と判った。

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RCA Victor, Model 6-HF-5 (オートチェンジャー付き電蓄)

2011-10-16 16:49:24 | Weblog

先週は結局自分の物を若干修理したが修理の問い合わせは可也有ったものの実際のご依頼
は 1件も無く久しぶりにノンビリした(し過ぎた)時間を過ごした。 サテ、今日お預かり
した 1台目は RCA Victor の 6-HF-5 オートチェンジャー付き電蓄 で先日通電したところ煙
が出て動作しなくなって仕舞ったと云うお話だった。  この種の電蓄等の修理に付きまし
てはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

ラインナップは 12AX7-50C5p-pで電源回路のソリッド抵抗(焼けて仕舞っており、クラッ
クも入っている為、抵抗値測定不可)が焼き切れていた。 予想される抵抗に交換し、Si ダ
イオード始めペーパーコン、ケミコンを交換し好結果を得た。

実際に動作を確認したが 60Hz 用モーター?の様だが回転数に問題は診られなかった。

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SONY, TR-610

2011-10-13 14:51:22 | Weblog

サテ何台目になるかこれまでに手掛けた TR-610 は優に 50台を超えると想うが今回は滅
多に無い問題に遭遇した。この種のラジオの修理に付きましてはこちらのホームページ
https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

1st IFT の 1次、2次共断線していた。 IFT の断線の修理は何度か経験しており修理を試みた
が残念ながら巻線の根元で切れており今回は IFT を交換する安易な方法を採ることにした。

IFT 交換後も機能せず 1st IF の 2T76 の電位を確かめたところエミッタがベースより 1V近く
高かった。 外してテスターや DMM で動作を診てみたが一見問題無い様だった。深く追求
はせず 2SC76 (hfe:34) に交換し好結果を得たが。   外した 2T76 の hfe を測定したところ値
が序々に増加して行き 140 程度まで上昇した。 【回路図上は 2T75 ですが】

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Blaupunkt, Frankfurt (1950年代中頃)

2011-10-12 16:59:50 | Weblog

 先月手掛けた Blaupunkt の Frankfurt の最初期のモデルで 1950年代中頃の製造と想われる
全真空管モデルだが電源を 6V仕様から 12V仕様に改造した。   この種の改造は時々手掛け
ており特に問題は無いと想っていたが実際に手掛けた結果は 2次側の電圧が定格の半分程
にしかならず回路を変えたり、遂にはトランスも替えてみたが好結果は得られなかった。
そうこうする内に納期が翌日に迫り普段使っている 5Aの電源 (過電流保護付き)では電流が
足りず 20Aの物を使った結果 1次側に 10A程度の電流が流れ結果3個の半導体バイブレータ
を壊して仕舞った。 一段落し、改めて原因を調べたところ問題は別の所に在った。この種
のカーラジオの修理、改造に付きましてはこちらのHP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ から
お問い合わせ下さい。

下の画像はこの時期のドイツ製モデルに多く使われているセレンのブリッジで定格は 250V/
110mA。 結果からするとこのブリッジが一部短絡、一部オープンとなっていた。  客先のお
話では間違いなく動作していたとのことでスッカリそれを信じて仕舞いここを疑わなかった
が安易に信じ込んではいけないことを思い知らされた。 この部分を直すことも考えたが無
難なシリコン・ダイオード ブリッジに置き換え好結果を得た。

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AWCのミーティング日程

2011-10-12 13:09:20 | Weblog

AWC の今後のミーティング日程は次の通りです。10月22日、11月19日、12月10日。場所
は全て世田谷区立 玉川台区民センターで、午後 1時~4 時半頃までで、申し込みはその週
の水曜までに小生宛お願い致します。 
*こちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からが便利です。

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マイクロ・ラジオの電池対策

2011-10-09 12:11:58 | Weblog

ネットオークションに出品していたマイクロ・ラジオが落札された。 昔は極普通に手に入
った水銀電池が製造されなくなって久しいが、同一サイズの電池は今でも中国で製造され
た物が米国で買えない訳では無いが可也高い物になって仕舞う。  この種のラジオの修理、
改造に付きましてはこちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わ
せ下さい。

水銀電池の型番は RM-640、E640 等で同一サイズのマンガン、アルカリ?電池は 640A

一般的な電池と極性が逆なので注意を要する。 頭に相当するのが-側。

Ni-Cd 或いは Ni-Mh 電池の小型 (x2) の物が略同一サイズで、また電圧も本来の設計値
2.6V 程度なので好都合。 反対側には短絡の為のジャンパー(燐青銅製)を挿入した。

容量は小さくなるが LR44 等ボタン電池を使う手も有るがそのままでは 3Vとなり、無信号時
の電流も増えて仕舞うので適当なシリコン・ダイオードを直列に入れ 0.4V程下げた方が無難。

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ホーマー JEF 73 (ICラジオ)

2011-10-07 16:36:46 | Weblog

もう 1台はホ-マーの 1チップ  IC ラジオ JEF 73で動作に特に問題は診られなかったが添
えられていたイヤフォンは 8Ωの標準的な物でこの機種にはインピーダンスが低過ぎる。

10月9日 イヤフォンを高インピーダンスの物に替え外で実際に動作させてみた。 若干
再生が掛けてあり高い方では発振気味となったがラジオ表面に置く指の位置で再生量が
変わり最良点を選ぶと可也の感度が得られた。

Hi Robert,   Received your request, however this radio is not mine but my
customer's.    So I already sent back this radio to the customer BTW.

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松下 EA-655

2011-10-07 16:35:53 | Weblog

電気的なレストアを終えたのでクリーニングに取り掛かった。 上はクリーニング後
下はお預かりした状態。

先日ネットオークションで SONY, ICR-120、ICR-100 を落札頂いた方から修理依頼を頂いた
松下の EA-655、MT 管 5球+マジックアイのモデルでダイアル糸の緩み等アチコチに問題が
見られそうだった。  この種のラジオ、テレビの修理に付きましてはこちらのホームページ 
https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

10月8日 未だゴーサインは頂いた訳では無いが内部を見てみた。当然ながら可也ホコリが積
もっていた。 またパイロット・ランプ等の配線に使われているビニール線の痛みが激しい。

ペーパー・コンデンサも数個使われているがこれらも交換した方が無難と想われる。

パイロット・ランプも 5個の内の 2個が断線していた。

10月9日 ゴーサインを頂いたのでレストアに取り掛かった。 特に問題無く終え一安心。

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VW Type 2用 Blaupunkt, Emeden Ⅲ (7638081)

2011-10-05 15:11:53 | Weblog

今日お預かりしたのは VW の Type2 (バス) に使われていると伺った Blaupunkt の Emden Ⅲ
で AM/FM 共に機能しなくなって仕舞ったとのお話だった。この種のカーラジオの修理、改
造に付きましてはこちらのHP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

調べた結果 V461 (10.7MHz IF1/MW OSC ) AF121 の動作電圧に問題が診られた。 ベースの
電位が高い原因を調べて行ったところ C478、MW,LW のコールド側のコンデンサが短絡し
ていた。ドイツ製のラジオを可也手掛けているがこの種のコンデンサの短絡と云うのは初
めてと思う。

MW は感度も低く実用には程遠い感じだが無理無理取り組むかご依頼主に伺ってみよう。

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McIntosh, MAC1700

2011-10-01 16:04:49 | Weblog

今日お預かりしたのは McIntosh, MAC1700 でカバレッジの改造、片方のチャンネルの出力
が無い問題の修理依頼を頂いた。  この種の装置の修理、改造に付きましてはこちらのホー
ムページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

フロント・エンド部分にはかつて手を加えられた形跡が診られた。 改造前の動作試験では
感度が低いと感じたが、改造後 MPX が動作せず、ステレオ動作はしていなかった。

10月2日 ゴーサインを頂いたのでやり易い部分から取り掛かった。 MPX 回路は機能して
いなかったがその前にこの表示用ランプが断線していたので交換した。 次にスピーカー
SW の接点のクリーニングを行ったが効果は殆ど見られなかった。  次いで真空管の gm を
チェックしたが MPX 用 6EA8 以外には特に問題は診られなかった(残念ながら手許のチュ
ーブチェッカではニュービスタは試験出来ず 6DS4 x 2本の試験は出来ていない)。 
6DS4 を米国に発注するか迷うところだ。

10月3日 スピーカースイッチの修理に取り掛かったが可也難航した。 

RF と MIX に使われているニュービスタ 6DS4 は手許に無く特性の近い 7586 の新品が在っ
たので交換してみたが RF の物を交換すると受信範囲が大きく変わり、また MIX 用の物を
替えると全く動作しなくなり何とも解せない。   探せば 6CW4 が 2-3 本在った気もするが
米国に頼んだ方が早そう

昨日放送を受信しながら RF、IF の調整を行ったが今日は手許の信号発生器からの信号で再
調整してみた。  昨日今日では殆ど差は無いがお預かりした状態からは 6dB程度は上がった
のでは無いかと想われる。  こうなると RF、Mix の 6DS4 を交換してみるしか無く先程発注
した。 そうこうする内 FM のランプが切れていることに気付き交換した。 サテ真空管の到
着を待つことにしよう。

10月5日   ニュービスタ 6DS4 に問題が有るのかハッキリしなかったが手許のチューブチ
ェッカーでは調べられない為駄目元で類似の 6CW4 を米国に発注しよう考えていたが国内
で調達出来ないものかとネットで調べた。 米国から購入するのとトントン位だったので早
く入手出来る国内の店に発注した(店主は 20年程前から知っている A氏だった)。 
無事届き早速交換してみたが変化無し。 こうなると低感度の原因を見付けるのは可也難航
することが予想される。

10月6日 念の為 9KHzのトランスの特性を診てみた。特に問題は診られなかったが可笑しい!

10月7日 昨日の帰路、今日取り組んだことを反芻してみた。 2次側は 19KHz付近で確実に共振
していたが 1次側はやけに Q が低い気がした。  この点が気になり今朝は何時もより早く仕事場
に来て取り組んだ。

予想が的中し 1次側のコンデンサ(圧接型のマイカ・コンデンサ)は機能しておらず、単
に抵抗 (約279Ω)と化していた。インダクタンスが直接測れず抵抗値から2次側は2,000pF
程と予想してみた。

略良好な様だった。1次側の約 1,060pFも同様の問題を起こす可能性が有るので 1,000pF
を外付けした。

巻き線が 2度切れ組み込みは簡単では無かったが何とか組み込み MPX も機能し始めた。

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