テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

Bang & Olufsen, Beomaster 2400

2011-10-23 17:18:27 | Weblog

今日お預かりしたのは初めてとなる B&O の Beomaster 2400 でお話では Bass のコントロー
ルが出来ず、音量調整にも問題が在るとのことだった。この種の装置の修理、改造に付きま
してはこちらの ホームページ  https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/  からお問い合わせ下さい。

拝見した結果伺った症状に加えTrebleの片側にも問題が診られた。

音量調整は単なるボリュームでは無く、静電容量?センサーを使った何とも贅沢な回路で
音量を増やす方は問題無かったが減らす方が機能していなかった。

 

Bass のコントロールを行っているのはスライド・タイプのボリュームでこれの摺動接点が浮
いており機能していなかった。  シングルの物は何度か修理の経験が有り構造も判っている
がこのダブルの物の構造が先ず判らない。

サテ、お預かりした状態より悪くして仕舞うことは何としても避けたいが眺めていても何も
進まずここは思い切ってやってみるか。   しかし同じ部品が手に入れば何のことは無い修理
なのだが!

10月24日 座していても何も変わらず思い切って分解を試みた。

幸い一体構造では無く、またリベットも使われて無かったので問題無く分解出来た。

摺動子の固定方法が脆弱で壊れていた。  上の画像の黒い幅 0.8mm、長さ 4mm程のプラ
スチック部品で押さえていたことになるが可也無理が有る。  一応粘度の高い α系の接着
剤で固定してみたが明日まで硬化を待つことにしよう。  上手く行くと良いのだが!

10月25日  分解してこのボリューム (ポテンショメータ) がオーストリア Ruwido Elektronik 製
の物と分かったので上手く行かなかった場合はドイツの知人に探して貰うかと考えていた

上の画像は見えているバー(電極)を磨いた後なので両方共光っているが片方は油と
埃の皮膜が形成されており、多分10年以上前から機能していなかったと想像出来る。

若干摺動子部分の高さの微調整を要したが上手く直ってくれ一安心。続いて Treble の
VR に取り掛かったが、外し特性を診たところ問題は無かった(大きな勘違いでした)。

実際に動作を確認し、次いで断線している下のランプ3個の交換に取り掛かった。

しかし 3個全てが切れていたのは珍しい。 手許に在った 2種の麦球の内から
良さそうな物を選んだ。

 イヤハヤ疲れた、少し休むことにしよう。  

気を取り直し再度取り掛かったが上の画像に在る静電?センサー用のリード(燐青銅製?
の板状の物)が上手く基板上の電極に繋がらずサテ何度やり直したか!

ヤット好結果が得られた。他に Tape と Phono入力も動作を確認したが問題は診られなかった。

コメント
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