時々お世話になっている T 放送局のテレビドラマ用に昭和30年代のテレビを数台使うことにな
りその中の 4台をレストアすることとなった。2週間で仕上げなければならず今日から作業に取
り掛ったが可也忙しくなりそうだ。 上の画像はその中の 1台、松下の T14-R1P の同形機でキャ
ビネットは塗装+補修の為他に行っておりこちらでお預かりしたのは中身だけだが 他に日立の
FY-940 と東芝の 14インチの物 2台をお預かりした。この種のテレビの修理、改造に付きまして
はこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。
4月13日 昨日劣化していることが間違い無い部品、及び目視で問題が有りそうと判断出来た
部品は交換しておいたので特別問題が無ければ今日の午前中で可也のところまで終わらせるこ
とが出来るだろうと考えていたがドッコイそうは問屋が下ろして呉れなかった。ラスターは出
始めたが高圧整流管は真空度低下でグロー放電しており可也のノイズを発生していた。次ぎに
同期は水平、垂直共掛かってはいたが水平に周期的な同期の外れが見られた。 先ず AFC の出
力 (負荷) に使われている 100KΩが 420KΩ程になっていた。 他にコントラストが調整出来ない
問題も有ったがこれは T 放送局で以前改造(映像増幅のカソードを直接グランドに落とし) さ
れていた。 水平の問題は直らず同期分離からシンクロで攻めてみたが信号はキチントしてお
り原因不明! 教科書を読み直してみたが何とも原因が分らず初心に戻り基本的なところから
調べ直して見付かったのは何と水平出力の 25E5 の 8番ピン (グランド) と想って 7番ピン (ヒー
ターの片側) に水平 (AFC) 出力からの 0.001μFを繋いでいたことが原因だった。 これを直しヤ
ット好結果が得られたが可也の時間を費やして仕舞い今日予定していた別のレストアには時間
切れとなり取り掛れ無かった。 (仕事場の PC が壊れて仕舞い昨日修理に出した)