7月15日 予想通り局発は正常に動作し受信できる様になったが発振周波数が可也
変わって仕舞い全てのチャンネルの微調整を行った。 イヤハヤ疲れた!
7月14日 VIF 以降が問題無いかイマイチ自信が無かったので SG から VIF 相当の信号を印加し
てみた。 結果 Mix のグリッド以降は問題無いことがハッキリした。 しかしアンテナ入力に信
号を加えても何の変化も無く問題の元凶は局発に絞られた。 局発のコイルに外部からM結合で
局発相当の信号を加えたところ予想通り受信出来たので局発の問題のことは絶対となった。
発振回路を構成している部品のどれかに問題が在るのだろうと片っ端から当ってみたがどうも
局発のプレートとシャーシー間が不安定で下の画像の様に 16KΩ程度しか無いことも有った。
下の画像の略右端に透明のビニールチューブ内に収まった抵抗 (4本の内の1本の抵抗値が 6.8KΩ
と辛うじて読めたが後の 3本は熱の為に焦げてしまって抵抗値は読めなかった) も回路図の値 (6.
8KΩ x二本+8.2KΩ x 二本) 約 7.5KΩとは大きく異なり約 1.9KΩしかなかった。 またビニールチュ
ーブの一部は熱の為に炭化しており、その近くに在ったファインチューニング用のコンデンサを
形成している (白い部分) 部分を繋いでいるエンパイアチューブで被覆された錫メッキ線がシャー
シーに16KΩ程度で落ちて仕舞ったのが発振停止の原因では無いかと想像したが今日は時間切れ
となった。 しかしチューナーのシャフトは可也凝った作りとなっており分解、組み立てには多
くの時間を費やし疲れた!
今日お預かりしたのは二ヶ月前に修理を担当した松下の昭和32年製 T-1440 で先日から映像及
び音声出力が無くなって仕舞ったとのことでした。 最も疑われるのは局発の真空管のエミ減
でしたが真空管にも回路にも問題は無さそうでした。 どうも VIF 以降は動作している様なの
でチューナー部分が怪しいのですがじっくり取り組んでみましょう。 *しかしオークション
で売った物の面倒をみない修理業者も困ったものです! この種のテレビの修理に関しまして
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