SONYさんが世界最小、最軽量と謳ったマイクロテレビを発売したのと略時を同じくして昭和37年三菱か
ら発売されたのが今回の6P-125です。 実際は6インチの6P-125の方がSONYの5インチ、5-303より
小さくまた軽かったのですが不思議です。 後年、後継機種6P-126も発表されこの機種はTV-6、TV-
6Uと云う型番でSigerブランドの元米国、カナダに多く輸出されておりました。 サイズ、重量を軽減出来
たのはその立体構造と、ジュラルミンを多用したケースに拠るところ大かと想いますが、立体的に配地
された基板は何とも修理屋泣かせです。 何故かこの機種に使われていたブラウン管は劣化が少なく
交換を要することが少なく感じます。 タダ使われているケミコン、ゲルマニュウム・ダイオードに問題が
多く時に難航することがあります。 それと既に45年も経過しており酷かも知れませんがチャンネル・セ
レクタの構造(強度)は十分で無く、クラックが入っていたり、既に壊れている物が多いのもこの機種の
特徴です。 これまでに略100台程を手掛けましたが多くの場合修理費は¥20,000.~¥30,000.程で
した。 この機種の販売、修理に関しましてはこちらのホームページからお問い合わせ下さい。
撮影時カメラのピントが合っておらずボケた画像になっておりますがテレビその物は良好です。