テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

Becker, Europa MU

2013-06-18 15:00:14 | Weblog

 今日お預かりした2台目は Becker, Europa MU の初期の物で多分1960年代中頃の物と想われる。 
お話では電源が入らないとのことだった。この種のカーラジオの修理、改造に付きましてはこち
らの ホームページ  https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

略お話の通りだったが実際は電源は入るものの音声出力が全く無く、パイロット・ランプも点灯しなかった
のでお話の様に想われても不思議では無い。 

この機種の初期モデルには音声増幅用としてIC(集積回路)が初めて採用されたが、どうも壊れ易かった様
で後年のモデルはこの部分がトランジスタ3石に代わっている。 これまでの経験でも生き残っていたのは略
半数だったが、近年入手が困難なので以前余分に買っておいた物が役に立った。

FMの調整等は何時もやっていることなのでスンナリ終わった。

もう一つの大きな問題は上の画像に見られる様、電源ラインの一部が解けて無くなっていた。 多分オート
アンテナ用出力を誤ってショートして仕舞った可能性が高い。 この為パイロット・ランプも点灯しなかった。

一連の(最低限の)修理を終え、iPod用のアダプタも用意した。 他にも多くの電解コンデンサが使われてお
り半世紀近くを経過しているので交換した方が無難だが費用も掛かることなのでご依頼主に伺ってみよう。

6月19日 ゴーサインを頂いたので電解コンデンサの交換に取り掛かった。  下の画像の右端(シーメンス)
の物には亀裂が入っていた。 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« SONY, MS-3300 | トップ | Akkord, Autotransistor aut... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事