テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

●Blaupunkt, New Yorker (1968-1969)

2007-10-15 22:57:51 | Weblog

今日お預かりしたのはポルシェ 356SC に使っていると云う Blaupunkt の New Yoker でした。こ
の 3年で 3台目となりますが、どうもこの機種はアレコレ問題がある様でこれまでにまともに動
いた物を見ておりません。(Blaupunkt の場合 Frankfur tに代表される様、同一型名で1950年代か
ら1970年代末まで営々と続くモデルもありますが、この New Yorker に関しては短期間で終わっ
ており何か設計に無理が有ったのでは無いかと想像して仕舞います)  今回の物も FM の感度、音
量が共に不足しており  また中波はバンドの下の方で発振しておりました。 この様なことから折
角の自動選局機能も動作しておらず暗雲が立ち込めている感じです。  これまでもサービス・マ
ニュアルをドイツから取り寄せるか迷ったのですが何とか他の機種のそれで代用して来ましたが
サテ今回もそれで済むか?  帰路バスと電車の中で回路図を眺めながら戻って参りましたが明日
以降頑張って見ましょう!  この種のカーラジオの修理、改造に付きましてはこちらのホームペ
ージ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

10月16日 昨夜回路図上でシミュレートしたことを実践に移した。FM 用の IF をフロントエン
ド側から一つ一つ追って行ったが各段とも普通に動作している様だったが、最後のレシオ検波
の出力が無く、ダイオードの片方 (+出力側) に問題が有りそうで外してみたが半田を溶かす際
の熱でポイント・コンタクトは正常に戻って仕舞った様であった。 先ず間違い無くこのダイ
オードが原因と考え両 Ge ダイオードを 1N60 に交換した。 結果感度 音量共大幅に増加し日本
バンドえの改造に取り掛かった。 また発振ぎみだった中波も一部の IFT を若干離調し、好結果
を得た (発振で全く使えないより少し感度を落としても安定に聴ける方を採った)。 念の為低周
波部のケミコンも全数交換した) が期待した様な変化は見られなかったがこれで先行き安心して
お使い頂ける。

回路図内のレシオ検波部の上のダイオードが開放になっていたのが原因。 他にプリントパタ
ーンの断線も有りチェック・ポイントに電圧が出なかった問題も在った。 見えている抵抗は
テスト用。


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