ゴールデンウィークの為か今日は何のご依頼も頂いて無いので久し振りに超再生の受信機作り
を始めた。 昭和 40年頃の CQ 誌を参考に 80MHz~120MHz位をカバーする物の予定で適当に
コイルを作ってみた。 一応組立て動作を確かめたが全く再生は掛からず 単にダイオード検波
しているだけのことがディップメーターで信号を加え分かったがサテ何処に原因が有るのか?
今回は手持ちの Ge Meトランジスタで fT が 500MHz の 2SA263 の新品 (NOS)を使ったが念の
為これから調べ始めたが何と全く機能していなかった。 トランジスタを交換した結果、良好
に再生が掛かる様になり FM も受信出来それまで検波段だけでクリスタルイヤフォンで聞いて
いたが CR 結合の所をトランス結合にすれば音量は増すだろうと1K:500K の ST-14 を使ってみ
たが全く出力が出ない。 理由が分からず次に 5K:25K の ST-17に替えてみたが変化は無く、CR
結合で低周波を 1段加えた。 適当なプラスチックケースにロッドアンテナを付け窓際で動か
したところ航空バンドが良好に聴けた。 天気も良く 近くの公園の小高くなった丘の上で昼食
を取りながら暫く東京コントロール等のやり取りを聴いたが予想以上に安定した動作だった。
また当初可也ブロードで ±5MHz位は聴こえるのでは無いかと想像していたが実際はそうブロ
ードでは無く、感じとして±1MHz程度では無いかと想える選択度だった。