今日お預かりしたのはこれまでにも何度か手掛けた Kenwood の L-01T で確か今回で3台目
となる。 動作はしているがランプ類が一部しか点灯せず、照度の切替が出来ない部分も在
るとのお話だった。 この種のFMチューナーの修理、改造に付きましてはこちらの ホーム
ページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。
伺った様アチコチのランプが点灯しなかった。 一部外れている物が在ったが内部に落ちていた。
ランプの構造は広義のバヨネットで半回転させるだけの交換が簡単な物だった。
但し簡単なのは純正の(同じ構造の)物の場合で、同じ物が無いと途端に手間が掛かる。
一応工夫し全てのランプを点灯する様にしたが、この方式で良いかご依頼主に伺ってみよう。
裏面にContinuous Dial Light ON-OFF のスイッチが在り、若干照度が変わったが本来の変化
量を知らないので問題が有るのか、無いのかの判断が出来ない。
1月23日 Continuous Dial Light 切り替えの本来の動きを知らないのでご依頼主に伺った結果
選局ツマミを触っている間はフルに点灯するが、ツマミから手を離した2秒後には一部のランプを
除き消灯すると伺い、改めて回路図を見てみた。 なるほどタッチセンサーの様な発振回路が在
り選局ツマミに触ると発振周波数(寧ろ勢力)が変わる回路が在ることに気付いた。 この発振勢
力を検波しその出力をロジック回路に加えていたが、一言で云うとこんなことまでしていたのかと
驚かされたがサテ、この部分の修理は難航する可能性が有りそうだった。