テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

Kentec, BCL-1

2019-08-24 13:27:15 | 電話機

3台目は Kentec, BCL-1 で初めてとなる物でした。 バリコンの軸の補強とアンテナ端子をオリジナル
に戻すご依頼を頂いた(放送が受信出来ない、マーカーの効きが悪いとのお話も有った)この種の受
信機の修理のご依頼はこちらの ホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

8月25日 先ずは動作確認に取り掛かった。

バリコンのギアを介したシャフトは可成り曲がっていた。 (機構的な強度不足)

上の画像の端子板がオリジナルの物の様だった。

電源は入り一応低周波段と Band B の局発は機能していたが全く受信音声は出力されなかった。
回路図、パターン図等の資料が有れば話は早いのだが、無いとなると可成りの時間を要する。

8月26日 昨日の続きに取り掛かった。 上のシャフトの矯正方法はボンヤリとだが掴めた。

スイッチの組み合わせがやっと分かった。

第二IFの中心周波数を診てみたところ可成りズレていたので455 KHzに調整した。

Band D, E, F は一応動作し出したので外部から5 MHz近辺の信号を加えてみた。

上は Band D の 5.18 MHz辺り、下は Band C の 2.23 MHz辺りの局発出力。

上は Band B の 840 KHz辺り、下は Band A の 251 KHz辺りの局発出力。

局発の周波数から本来 6.055 MHz を受信するハズのダイアル指示。 上の表示は約5.8 MHz

Band D, E, F は一応動作したが A, B, C は動作せずIFの切り替えが上手く行って無い様だった。 資料
が欲しい!

IF (2.15MHz/Band D, E, F  455KHz/Band A, B, C) の切り替えは下のユニット内で為されている
様だったが、ここに問題は診られなかった。 また1st Mixも機能していた。 

どうも Band A, B, C の RF Amp.の出力側のコイルに問題が在りそうだが回路図が欲しい!

8月27日 アンテナ端子の交換等に取り掛かった。

次いでバリコンのシャフトを矯正する金具作りに取り掛かった。

これ以上はダイアル糸を切って仕舞うと想われるテンションぎりぎりのところで止めておいた。

8月28日 出荷に先立ち最終試験を行ったが感度が低かった。 最初何故か不思議だったがどうも途
中手を加えられたセラミック・コンデンサの足が基板に触れていた様だった。 感度は復帰した。 

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Drake, SSR-1 | トップ | シャープ 5R-820 (再) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

電話機」カテゴリの最新記事