テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

インベーダーゲーム等用 白黒ブラウン管モニター

2018-04-30 10:36:15 | Weblog

お預かりしたのは1970年代末頃の物と伺ったアーケードゲーム用の白黒ブラウン管モニターで全
く動作しないとのことだった。 この種の物の修理、改造に付きましてはこちらのホームページ
http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

早速通電してみたが全く動作せず調べたところ0.5Aのヒューズが飛んでいた。

一次側の電流を診てみたが入力19Vで0.5Aが流れた。 (因みに38Vでは1Aが流れた)

負荷が重そうだったが何に起因しているのか分からずパワー・トランジスタから外して行った。

上の画像のトランジスタだけで無く、同様の物二つも診てみたが問題は無さそうだった。

垂直偏向用のICの電源ラインも浮かしてみたが変化無し。 100V入力では入力直後に入っている
ダイオード・ブリッジを外しても尚0.73Aもの電流が流れており何とも解せない。

初めての経験となったがACラインを形成している下の基板のパターン(基板の左端と1本内側)間に
在ったフラックスの様な物を取り除いた結果一次側の電流はやっとゼロとなった。

5月1日 状況は大きく変わった様想われたのでこれで好結果が得られるかと先に進んだがダイオード
ブリッジの出力電圧が上がら無かった。 (AC100V入力で電流は0.34Aが流れたが出力は約30V)
しかし何とも解せない。 試みに基板のパターン面全体を溶剤で洗ってみたが変化は無く、基板全体が
絶縁不良を起こしている様な感じで原因の究明には多くの時間を費やすことになりそうだった。 

 

上の画像は左の部分だけを洗浄した際のもの(全体の洗浄前のもの)。


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