テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

SONY, TR-1000

2021-02-11 14:41:07 | ラジオ

昨日お預かりしたのは全く動作しないと伺った SONY, TR-1000で確かこの機種はこれまでに1, 2度手
掛けたと想う。  この種の受信機の修理のご依頼はこちらの HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/にお
願い致します。

2月12日 お話の通り全くどのバンドも機能していなかった。 これまでに可成り手が加えられた形跡
が診られた。

後段から徐々に前に進んだ。 Q5 2nd IF Amp (2SC404) は問題無く動作していたが、その前に在る
455KHz のクリスタル・フィルターには可成り減衰が診られた。

Q4 1st IF Amp (2SC404) は最初動作しておらず交換するかとも考えたが、このトランジスタは ON 状
態にある様で調べたところベースバイアス調整のポテンショメータが在り、ここの調整で動作し出した。

当初交換するかと考えた Q4 (2SC404) のhfeは73程度だった。 念の為 hfe 76 の物に交換した。

その前のMixer Q2 (2SC403) の hfe は60 程だったがコレクタでは 455KHzが通過したがベースでは殆
ど通過せず一度外しパターン面で加えた結果ベースでも一応通過する様にはなったが、どうもここの
出力に入っている 455KHzの IFT (L13) が怪しかった。 一応 SW1 のみ外部から7.5V程度を加えた場
合辛うじて動作したが道のりは可成り遠そうだった。

2月13日  昨日の作業を反芻してみた。 疑問に思ったのは上の⑤電源が本来は 3.4V(電源6V時)
でなければならないのだが 2.18Vしか無かった。 つまり④との電位差 1.46V が L16 (2.5Ω)の両端に
現れる為には 584mA もの電流が流れる必要が有る。 多分ここは別の抵抗にでも換えられているの
かと再度裏蓋を開けた。 結果 L16 は見事に断線しており代わりに手元に在った 220μH のチョーク
を加えた。 恐る恐る電源を入れたみたが中波の放送が先ず良好に飛び込んで来て、SW1, 2, 3 も良
好に動作していた。 しかし諦めないで良かった!

 

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