テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

Becker, Mexico TG (1960's M/B 300SE)

2022-11-22 19:28:55 | 

     自分の車の整備をお願いしている K モータースさんからお預かりしたのは 1960年代の物と伺っ
た MB 300SE に搭載されている Becker, Mexico TG で修理と FM のバンドの改造をご依頼頂いた。 
この種のカーラジオの修理、改造のご依頼はこちらのHP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお
願い致します。

11月24日 先ずは動作を確認した。

消費電流は 12.6V 程度で約1.5A と可笑しくない値だった。 ただ最初音声出力が無かった。

途中一部の真空管のヒーターが消え、他の物のヒーターが輝いたことが有ったがヒーター回路に
問題が在りそう。

B 電圧は 87.4V と少し低い。

AM は良好に機能していたが FM が機能しない。フロントエンドの ECC85 を換えてみたが変化無し

FM も非常に低感度ながら一応受信したが FM横浜 (84.7MHz) を約100MHzの位置で受信していた。

ECC85 のプレート電圧を診てみた。 1番ピンでは 82.2V程だったが 6番ピンでは 62.2V と低かった。

FM 用局発の発振勢力が非常に小さく、また周波数が大きくズレていたが初めての経験となった。

11月25日 トリマー C10, C16 を調整してみた。  結果動作する様になったが若干下端が高かったの
で定数を若干変えた。 しかし今回の機種始めこの頃のFM付きの物の回路は異常と云える実装密度。

実際に使われている部品の定数を確認した。 数字は記されていたもので多分容量と想われる。
中で C14 は回路図上では 2pFだったが実際は 10pFの様だった。

下端を79.5MHzとした。 IFTも調整したかったが殆どのコアは固着していたので無理はしなかった。

 

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