テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

Fi-Cord 101 S(再)

2016-04-26 13:10:52 | Weblog

一昨年一度取り組ませて頂いた機種だがその際は可也難航しそうだったので途中で止めて仕舞
った物をご依頼主に無理を云って再度診させて頂くことになった。  この種のテープレコーダ
の修理、改造に付きましてはこちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い
合わせ下さい。

添えられていた資料に依ると製造者名は記されて無いが単に【スイスの腕時計メーカー】とのみ
記されており、販売だけなのか Fi-Cord International のロンドンの住所が記されている。

 使われているのはトランジスタ 3石のみで、テープ速度は1 7/8インチ/秒、録音時間は15分x2。
記憶では前面の押しボタンの裏に基板が在り動作(通電)状態で回路を当れなかった。 回路図
や部品配置図が在れば話は早いのだが今日ネットで調べた限りでは見付からなかった。

4月27日 クラブメンバーでこの種の物にも明るいJさんにこの機種の回路図を持って無いか聞
いてみたが持ってはいないが以前同形機を一度修理したことが有り、1石はモーター用に使わ
れていて、アンプとしては2石しか使われて無いとのことだった。 駄目元で近々診させて頂こう。

5月2日 前回取り組んだ際不明だったことが少し分かった。 上の画像中央に見えているのは
消去用の永久磁石で、ただテープとの距離が在る為か完全には消去されない様だった。

ヘッドは録/再兼用の物だった。  録音用の信号や再生時の出力を診てみたが特に問題は無さ
そうだったので実際に録音し、再生してみた。 一応録音、再生には問題は無かったが会話程度
なら兎も角、音楽を録音するには可也無理が有った。 また内蔵のマイク兼スピーカーの出力は
小さく耳をピッタリ付けないと聴こえないレベルだった。 (付属のマイクはインピーダンスが低くそ
のままでは使えそうもなかった。 インピーダンス整合用のトランスが必要)  今回 No Charge

先日Jさんからはアンプ用には2石が使われていると聞いたが実際は3石だった(モーター用1石)。 


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