テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

五三號C型受信機 (九四式三號甲無線機)

2022-10-09 14:39:05 | 通信機

今日お預かりしたのは初めてとなる 五三號C型 受信機で全く音声出力が無いとのお話だった。この
種の機器の修理のご依頼はこちらのホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致し
ます。

上の中央のツマミの処にはヘテロダイン調整器と記されているがここは再生検波回路?と想われる
Uy-11M のスクリーン電圧を調整するポテンショメータで再生量を調整しているだけでヘテロダイ
ン調整器と云う名称には違和感が有る。

同一機種で良好に動作する物もお持ちとのことで真空管は良好に動作する物を添えて頂いた。

Uy-11M、 Uy-14M を初めて見た。 ( Uy-11M は空間電荷格子付きの物と聞いた)

マツダの Uy-11M で今回の機種以外で使われたのを知らない。

段間のトランスに問題が在るのでは無いかと想像し一つ一つ導通を確認して行った。

徐々に後段に移って行ったがヤット断線箇所が見付かった。

トランスは合計3個が使われていたが低周波1段目と2段目の断間トランス(部品番号㉔)の2次側が
オープンになっていた。

10月11日 2台目の物をお送り頂いた。

早速トランス類の導通を確認した。 結果部品番号㉔、㉗共に1次、2次共に良好だった。
ただ㉑の二次側は断線していた。

部品番号㉔の表側の固定ネジは外せたが奥のネジを外すのは至難の技だった。

固定のネジは2mmのマイナスネジで使われているナットは約3.55mmだが持っている3.5mmの
ボックスドライバは残念ながら使えなかった。

奥に見えているダブルナットが何としても外せ無い(略全てを分解する必要が有りとんでも無い
時間を要する)

2台目から外した 1:3.5 四号甲型トランス (部品番号㉔)河津無線電機(株)の昭和14年10月製。

困ったことに1台目の断間トランス ㉔ の取り付け方が2台目とは逆で外せ無い。

今日は通院の為に何時もより30分程早く仕事場を後にした。 その後メールを頂いていたが
何故か今晩は急に我が家からメールが送れ無くなって仕舞った。 ODN さん SMPT サーバが
故障したのでしょうか? 可笑しい!

10月12日 発送前にフィラメントの導通と、真空度の確認の為に電流を確認しておいた。 下はレ
オスタット最小の場合の電流 0.238A   (Uy-11M, -14M のフィラメント定格は共に 1.1V/60mA)

10月16日 Yさん本日ご提案頂いた方法も無論可能です。ただ現在入手出来る小型トランスでは本来
の増幅度の半分程しか得られ無いと想われますので音量は減ることが想像出来ます。 目下我が家か
らはメールが送れ無い為こちらに添えました。 明日仕事場から別途回答をお送りします。

 

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