テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

自作の中波+短波 通信型受信機(回路はトリオ、9R-4と同様)

2013-01-16 12:05:14 | Weblog

今日お預かりしたのは何方かかが昔作られた中波+短波3バンドの受信機でガサガサと音がするだ
けで全く動作しないと云うお話だった。 この種の受信機の修理、改造に付きましてはこちらのホ
ームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

ダイアルには菊水電波 COMMUNICATIONS-RECEIVER MODEL D-38F の記述が在る。 サテ、この
ダイアルのカバレッジとコイル・パック(トリオ製、詳細不明)のそれは一致しているのだろうか?

通電して様子を診て見たがどうも局発が機能していない。 まさかとも想ったが使われている真空管を調
べたところ本来 RF:6BA6、MIX:6BE6、OSC:6BE6 だが OSC に6BA6が使われていた。

局発が動作し出しバンド A、B、D は動作し出したが C が機能せず(RFで発振していた)またIFでも発振が
診られた。 暫く通電していたがRFのプレート回路に入っている抵抗 2KΩ(上の画像中央)から煙が出た。

使われているオイル・コンデンサの特性劣化(高圧での絶縁不良)が考えられたので全て交換した。

結果動作は可也良好となり、バンド C も調整後良好に機能し始めSSBも思いの外良好に受信出来た。
結果的に回路はトリオの 9R-4 をお手本にした様だった。 またダイアルの指示通りにスンナリ調整出来
たのでコイルパックはそれに合わせた物だったのだろう。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Grundig/Majestic, Musical ... | トップ | 松下製のAM/FMカーラジオ (1... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事