昨年11月に修理をしたが割れて仕舞ったセルロイド製のダイアル・カバーはこちらでは直せず、美
術品の修復をご専門にしているところでカバーのレプリカを作って頂いたので再度組み込みに取り
掛かった。
色も可也オリジナルに近かった。欲を言えば表面の平滑度(透明度)だが、これは平らな板を変
形(成型)させた物では無く、型に流し込んだ方式と想われるのでこの位が限度だろう。
繰り返しになるがフィールド・コイル付きのスピーカーに出力トランスまで乗せた可也の重量の物
を、元々使われていた細い木ネジ (しかも本数が少ない) でしか固定されていないままで送るのは危
険過ぎる。 このラジオだけを手で持つなりして運ぶなら別だが、混載便で送るとなれば当然振動や
ショックも加わることになるので発送に当たってはそれらのことを配慮する必要が有り、輸送業者
だけを責めることは適当では無い。