3台目はこちらも久しぶりの Marantz, 10B で通電したところブラウン管は発光したが、暫くして電源
が入らなくなって仕舞ったとのお話だった。 この種のチューナーの修理、改造等のご依頼はこちら
の ホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。
先ずは1次側の電流を診てみた。 約 41V でヒューズの定格の 1.25A となって仕舞った。
通電状態で様子を診てみたが上の 220Ω (左)から煙が立ち上った。 右の物にはクラックが
原因を探し当てるのに時間を要したが、上の回路図のブリッジの負荷に 220Ω/2W が2個繋がってい
るが 2個目の負荷側の 50μF が 15Ω程しか無かった。 220Ωに近い抵抗と47μF を仮に繋ぎ動作
を診てみたが電源電圧 110V 程で約 300V となったので問題無し。
実際に受信してみたがステレオの復調も良好だった。
ところが周波数を確認するダイアル・ポインターが何故か無くなっていた。 折れたのか?
最後に仮に付けていた抵抗、コンデンサを組み込んだ。
10月11日 ご依頼主は車の整備始め DIY が得意な方だったのでダイアルポインターの問題はご自
身で手掛けると考えていたがここもお願いしたいとのことでシブシブ取り掛かった。
ポインターは前面のガラス・パネルと後ろの黒いパネルの間を移動するので最初ガラス・パネルを
擦っていたのでやり直した。
最後に動作確認を行い終わりとした。