今日の2台目は Braun, SK 5 で右側が沈み込んでいる。 輸送中にこの様になって仕舞った様だっ
たが運送会社さんにはしっかり保証して貰いたい。 この種の物の修理、改造等のご依頼はこちらの
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本体だけで無く両側面の金具付近にも問題(破損)が診られた。
ダンボール箱内部に落ちていたツマミとビス。
シャーシーを固定するプラスチック部品も割れていた。 これが原因でシャーシが斜めになっていた。
割れていたプラスチック部品を修復した。
修復したプラスチック部品を組み込み、次いでシャーシを組み込んだ。
ターンテーブルに取り掛かった、電源は加わっているのだが全く回転しなかった。
ターンテーブルを本体から外し表に出した。
モーターを表に出してみたがローターは可成り重くこれでは回転しそうに無かった。
モーターを載せている金属板を支えている支柱の一つも割れていた。
モーターは結構重症で全く回転しなかったので一度分解することにした。
割れていた支柱を何とか修復した。
幸いモーターは良好に回転する様になったので組み込んだ。
実際にレコードを掛けてみたが回転も、モーター ON/OFF 機構も良好だった。
アクリル・カバー両端のヒンジ部分がグラ付いていたので補修した。明日には固まっているだろう。
次いで FM のカバレッジの改造に取り掛かった。
結果無理をせず下端を 80MHz (東京FM)、上端を94MHzとしたのでワイド FM もカバーしている。
パイロット・ランプが切れていたので交換した。
ペーパー・コンデンサの劣化が気になったので交換したがここまでで時間切れとなり続きは明日。
5月28日 昨日の続きに取り掛かった。 ペーパー・コンデンサは全て交換した。
次いで外部入力ケーブルを作り、本体内の改造も終えた。両側のヒンジ部分の接着剤は固まっていた。
カートリッジの片側の針の先端が無くなっていた。 表示が 78 側で良好に演奏出来た。
AC コードは A 型アダプタで済ませれば簡単なのだが。 音がフラットで無く若干歪を感ずる周
波数が有った。 また FM も電界強度が低いと若干歪むことが有った。
5月28日 昨夜レコードの音飛びが激しく、音量も減って来たとのご連絡を頂き幸い帰り道途中
下車すれば伺うことが出来る場所だったので予備のカートリッジを持って夕方お邪魔した。
ところが残念ながら構造が違っており簡単に交換は出来なかった。 仕方無く針だけを交換する
ことにしたがここも若干サイズが違っていたが何とか組み込み好結果を得ることが出来た。
今回の機種のオリジナルのカートリッジは ELAC の SK 451 でモノラル・タイプだが使われていた
のは類似形状のステレオ・タイプで接点を電極に触れさせる方式では無く端子に差し込むタイプだ
った。 上の黒い金属製 Stylus がオリジナルの物で、下のプラスチック製の物は初めて見た。
こちらでの動作確認時は良好に機能していたので問題無しと判断したが徐々に音飛びが現れ、音量
も減って行った様だが外した Stylus の針の部分はプラスチックの円柱の先を円錐型に削った物が
付けられた様な物だった。 サファイアやダイヤモンドと云う硬度の高い物では無くプラスチック
では直ぐに摩耗して仕舞い Stylus としては不向きだと想うのだが?