知人に頼まれネットオークヨンで落札した Philips, F5G01A が昨夜届いたとのことで今晩知人
宅を訪ねラジオ本体とレコードプレーヤ部分をレストアの為に外して来た。 この種の装置の
修理、改造に付きましてはこちらの ホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合
わせ下さい。
オークションでの説明ではレコードプレーヤは動作しないが、ラジオ部分は動作するとのこと
だったが両者とも動作はしなかった。 下のラベルからPhilipsだが英国のPhilips製だった。
1月15日 昨日ネットからこの機種のサービスマニュアルをダウンロードした、そこでアレェとなった
のはこの機種の電源電圧が200~240Vだった。 (100Vでは当然動作しない)
上の画像の下の方に見えているのはMW (AM) 用のループアンテナ。
昇圧トランスを使い220Vで動作させてみた。 片方の出力管は点灯せず、もう片方からは出力が出た。
ターンテーブルに取り組んでみた。 最初モーターも回らなかったが数箇所注油した結果回り始めた。
クリスタル・カートリッジはお約束通り既に動作はしなかった。
回転数切換の機構も最初殆ど動かなかったがここも注油に依って良好に動く様にはなったが未だ
動きが可笑しい部分が多く残っている。 *オートチェンジャーとして上手く動くかは目下不明!
1月16日 FM のカバレッジは84.7MHzのFM 横浜が下端となった、無理をすれば82.5MHzのNHK-
FM に持って行く事も可能だったがそうすると高域の動作が不安定となった。 次いでトーンアーム
を持ち上げるとモーター回路がONするスイッチの不具合に取り掛かった。
左側は本来スナップ・アクションをするハズなのだがどう考えてもここに在る部品だけではその動作
は期待出来そうになかった。 無理をすれば(カートリッジを交換し)何とかレコードを掛けられる
様にはなるか知人に確認したところ無理はしないことになった。
中波は普通に動作し、FMも84MHz辺りから95MHz辺りまでカバーし音質も良好だったので由とした。
1月17日 通勤電車内で昨日の作業を反芻してみた。 スナップ・アクションと決め付けたのは誤り
では無いかと考え方を変えてみたが(本体はPhilips UKなので英語での説明なので読めるがター
ンテーブル部分はオランダ語?で読めなかった) 上の図からは中心に細いコイル・スプリングを
入れている様だが、今回の場合そのスプリングは使われて無い。
昔ならライターの石を押し付けるスプリングが簡単に手に入ったのだがこのところは圧電タイプが
主流となった様で近くには見当たらなかった。 下は今回の交換部品。