テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

JVC, JR-S100L

2018-01-06 15:20:06 | Weblog

今日お預かりしたのはJVCのJR-S100Lで欧州えの輸出モデルと想われる物だった。 FMのカバレ
ッジの改造依頼を頂いたが先ずは全体の動作チェックを行ってみた。 この種の物の修理、改造
に付きましてはこちらの ホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

今回の機種の姉妹機種の回路では電源電圧はジャンパー切換で100Vが使える様になっていた
が今回の機種に使われているトランスでは220Vと240Vの切換が出来るだけだった。

FMは一応機能していたがステレオ・モードでは出力に歪が診られた。

実際に出力を出してみたがボリュームの左で左右両チャンネルの音量が変わり、右の変化量が非常
に少なかった。 (誤配線でもなければこの様なことは起きそうも無いが、配線をいじった形跡は無い)

1月7日 ゴーサインを頂いたので本格的に取り掛かった。 昨日手は加わって無いと想ったのだが
実際は少なからず手が入っていた。 また前面に記された機能と実際が少し違っている様だった。

前面の機能説明では音量は左右個々に調整出来る様想えたが実際は左右同時に調整している
様だった。 だとすると左右のバランスを調整出来る必要が有りそうだが?

上の画像に見られる様、半田付けがやり直されていた。 参考にしたJR-S100の回路とは大きく異
なっており回路を追うのは非常に難航する。

前面の説明に Volume Left, Right と記されているが実際の回路は左端が音量調整、次がバランス
と分かった。 別の機種の物を流用した為に起こった問題なのだろう。

組み立てたところ片側の出力が無く、調べたところ配線が切れていた。 ラッピングの線材は硬い
為にこの様に折れることが多い。 アンプ部分は遠回りをして仕舞ったが良好に動作し出した。

次いでFMのカバレッジの改造に取り掛かった。 上はこちらで受信出来る局の中で最も低いインター
FMの鶴見中継 (76.5MHz)、下はTBSのワイドFM (90.5MHZ)。

FMステレオの際、若干高周波成分が混入するがこれはMPX用IC (HA1156W) の特性と想われた。

1月8日 念の為朝一で動作を再確認したが、今回はケーブルテレビの信号を使った。 電界(信号)
強度が高いからか昨日感じた高周波ノイズは感じられなかった。

 

コメント
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