テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

TELE-O-MASTER, Handy-Vision, 8T-58, 白黒TV(昭和33年頃)

2013-01-09 16:28:56 | Weblog

 

今日は時間が出来たので先月頂戴した昭和33年頃の真空管式8インチ、白黒テレビのレストアに
取り掛かった。 TELE-O-MASTER(株)テレビィ商会(東京、神田)のテレビキットで¥29,900.
(諸和35年末)。 この種のテレビの修理、改造、動作確認に付きましてはこちらの ホームペー
ジ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

永年放置されていた様で大変な状態だったので先ずはホコリを払うところから始めた。

真空管が2本欠落していた。 調べた結果片方(SIF+AF OUT)は5U8、もう片方(AFC+H-OSC)は12BH7
の様だった。 CRTはNBC(日本電子興業(株)製の210AB4。

1月10日 昨日怪しいコンデンサを6個程交換したところで時間切れとなった。 今朝昨日の続きに取り掛か
り通電してみたが垂直の直線性が悪い。  *一部に見られるL型の抵抗は後から交換された物。

回路図無いので実際の回路から起こしたのが下の回路図で発振段のプレートから.05μFを経由して8KΩが
出力段のカソードに繋がっているのが普通だがこの8KΩの片端は元々グランドに落ちていた様だったので
駄目元で動かしてみた。 キットと云っても高周波部分等はメーカーの方で配線、調整されており、購入者は
極簡単な部分の半田付けしか必要なかった様感じた。  (半田付けが一部は綺麗に為されていたが、一部
はそうでは無かった)。

 電波科学の1958(昭和33)年11月号に掲載されていたこの機種の広告に依ると型番は8T-58 で完全キット
の特価は¥31,000. 完成品の小売正価は¥45,000.とのことだった。 昭和35年末と比べると¥1,100.高い。
下の画像も同じ号の別のページに掲載されていたものだがロッド・アンテナが加えられている。  以下は記憶
で一部定かで無い部分が有るが.....30年程昔、気球の仲間と館林の大西飛行場に大西さんを尋ねたことが
有った。 その時は個人で小さいながらも飛行場を作るとは大変な人だと思っただけで終わっていたが数年前
Always 【三丁目の夕日】 用のテレビの修理を担当した際、内部の綺麗な(新品の様な)テレビが必要となり、
オープンセットに作った電気店のショーウィンドに飾ってあるテレビの中から最も内部の綺麗な物を我が家に
運んで貰ったが、このオープンセットが館林の大西さんの飛行場に作られていたことを少し後で知った。 
そのまた少し後から大西さんが良く寄られるラーメン屋さんのテレビを修理したが、大西さんが財を成したの
はテレビの販売でそれがテレビィ商会さんだったと聞いた。 世の中何とも狭い!(1月20日お名前を訂正)

垂直の直線性は良好になった。 上は偏向ヨークの位置が適当で無い為にフルに振れていない。 それと
若干隣接チャンネルとのビートが出ている。  略良好に機能し出したので組み込みに取り掛かったが、一
部接着剤で固定したので明日組上げることにしよう。

1月11日 組み込み最終確認を行った(スピーカーは適当な物が無く未だ組み込んでいない)。

コメント
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