テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

BRAUNの真空管ラジオ+レコードプレーヤ SK 5 (1958年)

2012-01-31 19:16:09 | Weblog

今日お預かりしたのは BRAUN の SK 5で、お話では SK55 (1963年)とのことだったが 5年
早いモデルだった。   この種の装置の修理、改造に付きましてはこちらの ホームページ
https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。



一応ラジオ部分は低感度ながら動作したがターンテーブルが回らない。 お話では
動作はパーフェクトと云うことでオーストリアから購入されたとのことだった。

上の画像の中央より上に在る四角いキャラメルの様な形状の物が左下に動くことでター
ンテーブル (モーター) の電源が入るがこの部分を左下に動かすトルクが発生していない。

左程複雑なメカでは無いが、電源をOFFする方向のスプリングは在るが何とも解せない。
暫くアレコレ試みた結果分かったことは、下の画像に見られる様モーターを支えている
支柱の一つが割れており、モーター等の位置が本来の位置と異なっていた。   これで全
てが直るかどうかは未だ不明だがここは何れにせよ直す必要が有る。   お話では届いた
時上部を覆っているアクリル・カバーが割れていたとのことだったが、ここも同時に壊
れた可能性が高い。

モーターのスイッチ部分を指でONした結果ターンテーブルは良好に動作した。

今日は遅くなって仕舞い時間切れとなったので明日以降引き続き診てみよう。

2月1日 ターンテーブルを取り出してみた。 合成樹脂の種類は分からないが
先ずはエポキシ系の接着剤で固定してみよう。

接合面が想いの外広かったので先ずはアルファ系の接着剤で固定した。 暫く
放置してから動作をみてみよう。

上手く機能は回復し、下は演奏後自動で回転が止まったところ。

コンデンサの一部がペーパー・コンデンサなので交換した方が無難。

iPod等の入力用に設けられた3.5φのジャックと若干の回路だが失礼ながら余り
この種のことに不慣れな方の手に依るものと想われた。

ペーパー・コンデンサを交換したがダイアル面の汚れが気になった。

 2月2日 ダイアル面の汚れが気になったのでクリーニングを試みた。 この種の
物のクリーニングは文字や下地を傷めてはならないので洗剤には気を使う。

上下の画像で差は余り見られないが実際は可也綺麗になっている。

次いでFMのカバレッジの改造に取り組み好結果を得た。

33回転でも動作を確認し終わりとした。

コメント
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