テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

トヨタ クラウン(1963年)用 神戸工業 86120-30020-C、2台

2011-04-21 15:08:02 | Weblog

 

今日お預かりしたのは 1963 (昭和38) 年製のトヨタ クラウンに使われている TEN (神戸工業)
86120-30020-C, 2台で以前同一モデルをレストアしたことが有り上の画像がそれで左右のツ
マミのみ非純正。この種のカーラジオの修理に付きましては https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/
からお問い合わせ下さい。

お送り頂いた 2台の機能を確認したが上の押しボタンが全て揃っていた物は音がかろうじて出
ている程度で、また自動選局機構も一応左右には動いていたが実際には機能していなかった。

もう 1台は選局の機構も部品が一部欠落しており機能せず、それ以前に受信も全くしてい
なかった。

4月22日 ゴーサインを頂いたのでコンデンサ類の交換に取り掛かった。 交換後音量はドラ
スティックに増加したが自動選局機構は上手く機能しなかった。そうこうする内に音量が減
り、また歪も増えた。 回路を追った結果、内部に落ちていたリード線が自動選局用検波回路
(トランジスタ ) のエミッタに電源電圧を加えている物と判明し接続後自動選局機能は良好と
なった。 サテ歪と音量の問題は明日以降取り組むことにしよう。 本日時間切れの為これ
にて終了。

細かく回路を追った結果想わぬことが判明した。 外観からは全て同じ物と考えていた
が実際の回路は 3台が 3台共異なっており、また自動選局の起動方式も異なっていた。

中で最も古いと想われるのが上の 86100-30020-C で目下修理に取組んでいる物。

  次が 86100-30022 で同 30020-C に比べるとトランジスタ 3石の制御回路が加わり
左のツマミを押すことで起動が掛かった自動選局はこのモデルでは掛からず、単に
起動を掛ける場所の切り替えを行っている。

昨年オーストラリアから購入し、レストアしておいた物の回路図で中では最も後の物と想
われる。 30022 との差が何処に在るのかは未だハッキリしていないが基板のパターンに
は 3枚の間に可也の差が見られた。

4月24日 歪の原因をひたすら追った。 分かってしまえばドライバ段のベースバイアスの
問題だった。 (パターン図が在れば原因の究明は楽なのだが) 好結果が得られ疲れた!

 

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JBC JB-2800、Seeburg 1930's + SS-160

2011-04-21 15:02:50 | Weblog

今日は合計 3台のジュークボックスを手掛けたが先ず最初は JVC の JB-2800 で選曲は可也
上手く行っていたが演奏が開始しそうになるもののそのまま終了して仕舞うと云うものだ
った。 どうも機構部分のグリースの問題だった様である時点から良好に動き始めその後こ
の問題は診られなかった。 次は右端、数字の大きい方で選曲が一つ狂う問題取組んだが
折り返しの起動ポイントを少しずらし良好となった。 

次いで演奏開始ポイントの調整に取組んだ。   分かってしまえばコロンブスの卵だが
下の画像の中央に見えているネジはテーパーになっており緩めると開始点が内側に移
ることが分かった。 分かってしまえばナーンダと云うことになる。

Seeburgの1930年代の物の電源に取組んだ。 通常使っている容量の倍、600Wの
物を試してみたがこの容量の電源でも突入電流でアッサリ機能が停止して仕舞った。

こちらは Seeburg の SS-160 のクレジットスイッチ部分で、スライドタイプのモーメンタ
リースイッチで日本では見たことが無い。 米国の店に問い合わせてみて入手が困難だった
ら再度考えることにしよう。 トグルスイッチ、或いは押しボタンのタイプなら全く入手
に問題は無いが。

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