テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

SONY、 CRF-5090, ICF-2001D & ICF-2001

2011-04-23 17:38:58 | Weblog

SONY 製 BCL ラジオ 3台の修理依頼を頂いたので近々取組ませて頂こう。 この種のラジオ
の修理に付きましては HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

VR にガリが診られ、バンド切り替えの内、中波と Air Band バンドに接触不良が
診られた。 また 21~26MHzバンドは局発が機能していない様だった。

5月4日 21~26MHz(SW5)の修理をどうするか迷った。 資料無しに手探りでことに当たる
のは可也無謀なのでパスさせて頂こうかと考えていた。 ただ諦める前にサービスマニュア
ルが何処かで手に入らないものかネットで探してみたが見付からなかった。 気を取り直し
自分の所に在る資料の中に無いものか探し始めた。   手元の Sam's Photofact の Transistor
Radio の中では最後の Vol.159 (Nov.1975) のインデックスで探してみたが無く、ただ CRF-
5100 の存在が気になった。  何とそれは見ていた Vol.159 に網羅されていた。 この時期の
物には外観の写真が掲載されておらず直ぐには判断出来なかったが部分々々の写真から略
同一の物と想われた。  ハッキリした違いは CRF-5100 には PSB が在り合計 10バンドとな
っている。 明日以降このマニュアルを頼りに取組んでみるが、一点気になっているのは
バンド 5 を受信しようとダイアルを回して行くと所々で発振(局発)が起こる所が有るの
と 下のバンド 4 の中央の周波数をかすかに受信しており、VC を回しても周波数が変わら
ないと云う症状が診られた。 しかし何とも解せない!

問い合わせていた知人からも CRF-5100 のことが知らされた。 今回偶々輸出用の機種が
目に留ったが昔の様に、例えば国産初のトランジスタテレビ 8-301 の様に、先ず国内向け
の物が市場に送られ、その後北米向け 8-301W が作られたが Wとサフィックスが付けられ
分けられている。  また逆のパターンとしては江崎ダイオードを使った AFM-152、或いは
EFM-117 の北米向けの物が先ず先に出て、後から日本仕様の物が作られサフィックス Jが
添えられた。 サフィックスで分けるか、別のモデル No.を与えるのが良いかメーカーの
判断だが、こちらからの勝手な希望ではサフィックスでやってもらいたいところである。

5月6日  SW Band 5 の動作を机上で診ておいたので実際に取り組んでみた。 可也周波数が
ズレていたのを調整した結果、ラジオ・オーストラリア等 13m バンドも良好に受信出来た
が、何故か周波数により無信号時他の信号が混入するのがどうしても解せない。下は22MH
z辺りを受信している際の局発の信号でレベルは約 200mVp-pだったが上端の 27MHz近辺で
は約 120mVp-p程だった。

 


電源入力ジャックに短絡の問題が診られ、外側の電極にクラックが入っていた。
AC アダプタのコードの被覆が可也痛んでいたがサテどの様に修理するか。

5月16日 昨日は秋葉原を歩き回り本来の DC ジャックと同じ物が無いか探し回った。 残念
ながら全く同じ物は結局見付からず上の画像の物に若干工夫を加え組み込んだ。若干機械的
な強度は低下するが(無論実用上問題になる程では無いが)お使い頂いてみよう。

 

この機種 (ICF-2001) の修理は何回やっても神経を使うが、何とか VR 部分を取
り出し修理に取組んだ結果(少し動きは重くなったが)好結果を得られた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キャデラック (1976年)純正カーラジオ+ 8トラックステレオ

2011-04-23 17:35:59 | Weblog

 

音量が非常に少ないことと、FM のカバレッジを日本バンドに改造するご依頼だったが近々
取り掛からせて頂こう。  この種のラジオの修理、改造に付きましてはこちらの ホームペ
ージ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

貼られていたラベルから Delco 製の 66CFMT3 と読める。

4月25日  手元には 1974 年までの資料しか無く、可也回路は異なっている様だったがその
回路を頼りに動作を確かめてみた。 AM, FM 共音声出力が殆ど無く、消費電流は約 3Aが流
れていた。  8 トラックのベルトを交換した結果暫くの間良好に(音量も)動作していた。 
これらからラジオ用音声の初段に使われている IC ( AF Amp.+FM MPX ) に問題が在る様想わ
れた。 サテ同一 IC は手に入るか?

4月26日 ゴーサインを頂いたので分解を開始した。 慣れているドイツ製に比べると何
とも分解は手間取り8トラックプレーヤー部分を外すだけで1時間余りを要した。

やっとラジオ部分とアンプのドライブ部分の基板の部品面が見えた。 下の画像に白い
角型の(キャラメル様の)物が見えているがこれが出力アンプのドライブ用厚膜 IC。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ナチロボット用 ディスプレイ (NEC, PWE-103A)

2011-04-23 17:32:52 | Weblog

今日は雨の中、東北道を北上し結城市に産業用ロボットのディスプレイの修理に向かった。

水平出力のトランジスタの出力が無く、似た物に交換し一応出力は出たが 1,000V程の出力
しか無く、想像ではフライバックトランスのレアショートの様な気がする。 他に輝度調整
の VR が壊れていた。

4月25日 順番を変え午後このモニターに取り掛かった。 怪しげだったコンデンサ等
幾つかを交換した。

未だ輝度調整用の VR が用意出来て無いので固定抵抗で輝度最大としてあるが良好に動作し
始めてくれた。  *こちらのパターンゼネレータの信号を使ったが敢えて同期は取らず、そ
のまま客先でコネクタを繋げば動作する様にした。

 

4月27日 朝何時もの部品屋さんに寄り VR を購入し、組み込んだ。

4月28日 客先から受け取ったが水平同期が取れないとの連絡が有ったので電話で
調整方を知らせ、結果良好に動作し大いに喜んで頂いた。 良かった!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする