”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

もはや戦後ではない

2017-08-26 15:04:57 | ブログ

9月1日、浜松にもコストコがオープンします。

  

  

オープン前日までに新規入会すると年会費1000円OFFとのことなので

浜松倉庫仮事務所まで手続きに行ってきました。

  

  

ものすごい行列です。

みんなスマホの画面を見ています。

待ち時間が退屈なので、SNSでもやっているんだろうなぁ・・・

とか

ゲームでもやっているんだろうなぁ・・・と思っていたら、

そうではありませんでした!! (@_@。

  

 

我が家は、事前にインターネットから会員登録を行い、

それを印刷したものを持ってきたのですが、

直接いらした方は、待ち時間を使ってその場で会員登録をさせられます。

(スマホをお持ちでないご高齢の方は、書類に記入という形になります。)

 

そうか、世の中はスマホを持っていることが前提で動いているのね。

北海道へ行った時も、スマホにQRコードをダウンロードしただけで、

それがチケットの代わりになることに驚いたけど・・・。

  

もし、突然、スマホで申込書に記載しろとか言われても

まず、目がよく見えないし、

これからは、より一層事前にきちんと準備しておかないと

不安なことが多くなるんだよね。

 

便利なのか? 不便なのか?

もはや戦後ではない・・・。(@_@)

【オープン前のコストコ浜松倉庫店 店内の様子】

 

 

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クッキングフェスタの試作会

2017-08-25 20:13:49 | ブログ

10月1日に、「第2回クッキングフェスタ IN おおしろ」

掛川市の大須賀中央公民館で開催されます。

私は、ありがたいことに、昨年に続いて

料理指導と講師をやらせていただくことになりました。

  

このイベントの一番の目玉は、ランチバイキング。

今年は、お米をテーマに、地元産の野菜と組み合わせたお料理を楽しんでいただきます。

約100人分のランチをご用意するわけですが、

今日は実際にお料理を作ってみて、手順や分量の確認していきました。

  

器は、使い捨ての容器を使います。

どんなワンプレートにしようか、役員さんたちで意見を出し合います。

  

  

  

   

メニューは、全部で8品。

その中には、今注目のみそ玉もあります。

  

   

出来上がったお料理を一人分のプレートに盛り付けてみると、

あら?

プレートに空きスペースができちゃった!!

ここに入れるメニューを考えなくては!!

  

 

さて、一人分の基本となる分量も割り出せたので、

あとは、イベントの準備や段取りを話し合って、試作したお料理でランチ。

チームワークもばっちりなので、きっと楽しいイベントになると思います。

 

掛川市大城地区のJA女性部の皆さま、遊びにいらしてくださいね。(^o^)丿

 

 

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酸っぱいのがいいね!!

2017-08-24 15:19:34 | ブログ

昨日、農林大学校に打ち合わせに伺った時、

学生さん手作りのこんなジャムをいただきました。

  

 

「みかんジャム」とおっしゃっていましたが、

正確には「甘夏みかんジャム」です。

農林大では、甘夏の皮を使ってオレンジピールを作っていますが、

この甘夏の果肉の方をジャムに加工したというわけです。

  

 

パンにつけて食べると、酸っぱい!!

そして、ほろ苦い。

皮の入っていないマーマレードのような・・・。

でも、マーマレードよりも酸味が強いのです。

 

この酸味、くせになります!! ヽ(^o^)丿

私は、パンに甘いものをぬって食べるのはちょっと苦手。

だから、自分からすすんでジャムは買いません。

でも、こんなに酸っぱいジャムって今までに食べたことがないな。

夏の身体には、ありがたい味です。

  

この1パックで200円。

農林大の商品は、毎月第土曜日の掛川けっトラ市や

校内のマルシェでお買い求めになることができます。

お問い合わせは、TEL 0538‐36‐0211(農林大学校 代表)まで。

 

 

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打ち合わせの日

2017-08-23 17:25:48 | ブログ

午前中は、磐田市の県立農林大学校で、学生さんたちと一緒に

NPO法人 いわた夢クラブの方のお話を伺いました。

  

  

いわた夢クラブは、見付地域の伝統野菜「見附かぼちゃ」の復活を通じ、

広く一般市民に対して、伝統的食文化の継承と健康な食生活を支援する事業を行い、

高齢者の福祉と地域の活性化に寄与することを目的とした団体です。

 

ご苦労を重ねて見附かぼちゃを復活させたのですが、

現在抱えている問題などを教えていただきました。

  

直径22cm、重さ2kgの宿題が・・・。

学生さんたちと一緒に、取り組んでいきます。

  

 

午後は、遠州森町の保健福祉センターへ。

旧森町病院跡地に建てられました。

保健センター、社会福祉協議会という役所の機関だけでなく、

保育所~デイサービスまで乳幼児から高齢者に至る各世代に必要な施設と、

大浴場やマッサージの器械まで揃っています。

  

ここの調理室で来月、研修会の講師を務めますので、

そのお打合せをさせていただきました。

調理台は、師範台も含めて全部で7台。

ここで約40名の男女が調理を行う予定です。

賑やかになりそうですね。

  

忙しい秋になりそうなので、夏の疲れを残さないようにしないと・・・。(^-^)

 

 

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袋井の気候と人の手がネットを編む

2017-08-22 16:28:55 | お勉強

日本野菜ソムリエ協会名古屋支社で

「袋井市の生産者さんから学ぶ★賞とりクラウンメロンの舞台裏」

という講座が開催され、受講させていただきました。

講師は、袋井市 安井農園の安井孝政さん。

 

安井農園さんには見学に伺ったこともありますが、

まだまだ知らないことがいっぱいありました。

特に今回感じたことは「人の手」。

順にご紹介させていただきますね。

  

1安井農園さんの環境

 ・水田が周囲に広がっており、日光を遮るものがない。

 ・水田のおかげで、夏場でも気温が2~3℃低い。

この環境の中に、南側の屋根部分が北側よりも大きく、左右が不対象になっている

スリークォーター型温室が、東西に並んでいます。

太陽光を十分に取り込める環境ですね。

  

  

2大事なのは土づくり

クラウンメロンは、1回作るたびに、土壌消毒を行います。

消毒には農薬は使わず、蒸気の熱で土を蒸すことにより殺菌を行います。

苗を植える前に、土を手でこねます。

この練り方ひとつでメロンの良し悪しが決まると言われるほど、

熟練の技が必要です。

  

  

3苗を植えます

種まきから20日経った苗を植えていきます。

「苗作りは半作」という言葉があるように、メロン栽培において大変重要な部分です。

同じ日に種まきをしても、生育状況には差があります。

生育の具合を見て、植える場所を決めていきます。

また、夏は日差しが強く乾燥しやすいので、土を多くかぶせ、

冬は土から出すような形で植えるなど、季節によっても植え方を変えていきます。

  

  

4交配も人の手で

種まきから約50日で花が咲きます。

雄花の花粉を雌花に付けて交配を行いますが、

ここでも活躍するのはミツバチではなく、人の手です。

安井農園さんでは、毎日400もの交配を行います。

これをミツバチに任せられたらどんなに楽か・・・。

しかし、ミツバチは気まぐれで曖昧なので、人の手でひとつひとつ行います。

  

  

5一木一果

クラウンメロンは、1株にひとつの果実だけを生らせる栽培なので

最も良い果実だけを選び、残りは摘み取ってしまいます。

 

これは、お尻の部分がボコッと出ているため摘み取られた果実です。

   

しかし、もっとすごいのはこちら。

この小さい状態で、良いメロンになるかどうか判断され摘み取られたものです。

 

できるだけ、早い状態で摘み取った方が、木のストレスも少なくて済むわけですが、

この状態で判断できるのは、経験の賜物ですね。

 

  

6ひとつだけ果実を残したら、芸術作品へと仕上げていきます。

ヘタの形、ヘタの太さも品評会では評価のポイントとなります。 

  

 

こうして、最後の仕上げに入ります。

日差しから果実を守り、温度管理、水管理をさらに注意深く行うことにより、

色白の肌に美しいネットが編まれていきます。

  

  

生産者としての仕事はこれで終わりではありません。

250名の生産者様が持ち回りで、4月~6月に種採りを行い、

さらに良いメロンを目指して品種改良にも余念がありません。

  

あの美しいメロンのネットは、成長しようとするメロンの強い力に

硬くなった表皮が耐えられなくなってできたものですが、

ひと編み、ひと編み生産者様の手が作り上げたもの・・・。

そんなふうに思わせてくれた安井さんのお話とお人柄、

そして袋井のクラウンメロンに心から感謝申し上げます。

 

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