岡山のハーブ研究家さんが、今の時期に咲く白いクレマチス、
その名も「ジングルベル」と言うお花の写真をブログで紹介されていました。
かわいらしいですね。
花が下向きに咲いています。
で、このブログに対し、
「なんで花が下を向いて咲くんですか?花は、太陽に向かって咲くのでは?」
というコメントが寄せられていました。
あ~、燃えますね。
こういうコメント!!
植物を愛おしく思える瞬間です。
野菜の花でも下向きに咲く花はあります。
例えば、ナスやピーマン。
花をよく見ると、黄色いおしべが筒状になって、
めしべを取り囲んでいます。
そして、おしべの先には穴が開いていて、
虫が花をゆすると、花粉がこぼれる仕組みになっています。
そのため、下向きに咲いて、
おしべから落ちた花粉がめしべに付着しやすいようになっています。
これは、ナスやピーマンが自分の花粉で種子を作る
自己完結型の植物だから。
そのために、一番都合の良い咲き方が下向きだったのです。
白いクレマチスが下向きに咲いているのは、
●水(雨)に花粉を流して運んでもらおう
●地面からやってくる虫に花粉を運んでもらおう
という、白いクレマチスなりの子孫を残す工夫なのではないでしょうか?
植物は、自分では動くことができないので、
あるものは、鳥に運んでもらうためにカラフルな甘い実を付け、
あるものは、風に飛ばされやすいように種に綿毛を付け、
あるものは、人に運んでもらうために、衣服にくっつきやすいとげを付けます。
白いクレマチスもうつむいて咲くことが、
自分の命を次の世代に繋ぐ一番良い方法だと判断したのだと思います。
岡山のハーブ研究家さん、
いつも勉強させていただき、本当にありがとうございます。(^O^)/
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