goo blog サービス終了のお知らせ 

”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

初体験!火入れ前のお茶

2011-05-19 10:13:04 | お茶

5月17日のブログで、サヤマカオリというお茶の

黒いシートの謎について書かせていただきました。

そうしたら、なんと!

西村農園さんが火入れする前のサヤマカオリを届けて下さいました。

Img_1483

 

蓋を開けてみましょう!

Img_1484

「お茶っぱ」として今まで見てきたものとは違って、

まだ水分を含んでしっとりしています。

この缶の『チ』という字は、

現代表である『さ』さんのおじいちゃまのお名前から付けられました。

 

ところで、火入れする前って?

お茶を作る工程など全く知らなかった私ですが・・・。

さあ、一緒に見ていきましょう。

①摘み取ったお茶はまだ生きている!

 呼吸による熱を下げ、生葉の鮮度を保つために、

 湿度の高い空気を送ります。

②蒸気を当てて蒸します。

 酸化酵素の働きを抑え、茶葉の緑を保ち、青臭さを取り除きます。

③冷却します。

 蒸した茶葉をそのまま放置すると、色も香りも失われます。

④熱風を当てながら、揉みます。

 5段階の工程を経て、丁寧に揉まれていきます。

⑤乾燥させます。

 水分量を5%程度にまで下げます。

⑥仕上げ加工(火入れ、ふるい分け、切断による整形など)

 長期保存に耐え、味・香り・外観ともに

 消費者の好みに合うようなお茶に仕上がります。

 

私たちがお茶っぱとしていただくものは、⑥の段階のものですが、

今回いただいたのは⑤の段階のものです。

でも、形・サイズとも、とっても美しく揃っています。

 

「ぬるめのお湯で1分くらいが目安です。

 それ以上おくと、緑が濃くなっちゃいますからね~。」

『さ』夫人が煎れ方を教えて下さいました。

本当にその通り!

Img_1487

左が1分、右が3分おいたものですが、緑の濃さが全然違います。

でも、どちらも摘みたての若葉の香りを感じることができました。

荒茶の「荒」という字が不釣り合いに思えるくらい、

瑞々しく、繊細さも感じます。

お茶産地ならではの貴重な旬の味。

堪能させていただきました。

 

さて、このサヤマカオリのかぶせ茶ですが、西村農園さんでは

「パック入り水だし煎茶・かぶせ」

として販売されます。

詳しくは、こちらをご覧ください。

http://nisimura.hamazo.tv/e3010087.html

 

 

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ○ごとワイドで取り上げられま... | トップ | アイスプラントとたくあんの... »
最新の画像もっと見る

2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありゃりゃ・・・^^; (にしむら)
2011-05-19 14:12:46
またまた 記事にして頂き
ありがとうございます。

調べれば、調べる程 お茶って奥が深いなぁ・・・と思ってしまいます。
って言うほど勉強してないんですけどね。

1番茶は昨日で終了してしまいましたが
よろしければ、お茶こうば見学にいらしてくださいマセ。
2番茶は、6月から始まりま~す。
返信する
にしむらさま (ウメ)
2011-05-19 14:22:35
こんにちは。
貴重なお茶を本当にありがとうございます。
おかげで、この回転の悪い頭も
朝からスッキリしています。
ぜひ、お茶こうばの見学に
お邪魔させて下さい。 (^^)

コメント、ありがとうございます。
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

お茶」カテゴリの最新記事